IRIDeS NEWs | 東北大学 災害科学国際研究所 IRIDeS

2016.6.27

海底観測や活断層等について説明 IRIDeS見学会開催(vol. 25)

IRIDeSは、一般の方々へ研究・実践活動や最新研究施設などをご覧いただくため、6月24日(金)午後に見学会を開催し、14名の方々が訪れました。   IRIDeSは、災害発生メカニズムの理解、発災時緊急対応、復旧・復興、防災・減災教育という災害サイクルに沿って展示品やパネルを陳列し、さまざまな研究活動を紹介しています。今回の見学会では、岡田真介助教が、自身の専門の災害理学分野の展示品に力点を置いてご案内しました。岡田助教は、実際の観測道具等を紹介しながら、海底観測や活断層等について詳しく説明し、参加者からの質問に答えました。また、見学会では、展示品ご案内の後、東日本大震災の教訓を後世につなぐ3D映画「大津波3.11未来への記憶」(25分版)の上映も行いました。   今後もIRIDeSは、展示スペースを充実させ、随時見学会を開催していきます。次回見学会は8月26日午後の予定です。         【お問い合わせ】IRIDeS広報室 電話 022-752-2049、Eメール koho-office*irides.tohoku.ac…

2016.6.22

災害で生き残った人々は死者へどのように思いを寄せ、どう災害を伝えてきたか?(川島秀一教授)(vol.24 その2)

  供養を行う人々の気持ち   川島教授によると、日本において災害死は異常死とみなされ、したがって災害による死者は特別な供養の対象となってきました。   実際に供養を行う人々の本音は、災害による死者がかわいそうだからというだけではなく、「たたられては困る」という、いわば現世利益的ともいえるものですが、それが結果として死者を気にかけ、大事にすることにつながってきたといえます。   日本民俗学においては、食べ物を分かち合うということは、人間のコミュニティ形成に深くかかわる行為とされています。死者への供物を地域で分け合うことは、生者が死者(の魂)はまだそこにあるとみなし、生活の一部に組み込んで生きていることを意味します。   日本では古来、死者の魂は亡くなったところに残ると考えられてきました。   先駆的な津波研究者の山口弥一郎(1902-2000)は、繰り返し津波被害にあい、何度も高地移転をしながら、なぜ結局、人はまた海辺に集落を再建してしまうのかという問題について、経済的要素だけでは完全に理解できない心意現象があると思われるが、…

2016.6.22

災害で生き残った人々は死者へどのように思いを寄せ、どう災害を伝えてきたか?(川島秀一教授)(vol.24 その1)

  なぜ人間は災害を忘れしまうのか? また、忘れないためには何が必要か?   「災害は忘れた頃にやってくる」。災害教訓を次世代へつないでいくことは、将来のために非常に重要で、IRIDeSの使命の一つでもあります。   しかし人類にとり、災害に限らず何かの記憶を永続させることは、実は極めて困難です。災害の経験者が、どれほど忘れまいと心がけても、時間がたてば記憶は薄れていきます。後世になれば、直接体験に基づくリアルな記憶は他者からの伝聞情報に変わり、更に風化が進みます。   IRIDeSの民俗学者・川島秀一教授(災害文化研究分野)は、災害記憶の継承について、災害遺構との関連から研究を行っています。川島教授は、災害遺構を、災害記念碑・供養碑・祭・儀礼など幅広く含めて捉えた上で、日本各地で災害遺構がどのように活用されているか、フィールドワークに基づいて考察しました。     事例1:長崎市の「念仏講まんじゅう」   長崎市大田尾町山川河内では、万延元(1860)年に発生した土砂災害による死者を供養するため、毎月14日に地域で…

2016.6.17

IRIDeSが「21世紀文明シンポジウム」に共催協力(vol.23)

IRIDeSは、朝日新聞社およびひょうご震災記念21世紀研究機構と、「21世紀文明シンポジウム」を2016年から2020年までの5年間にわたり共催することに合意し、6月15日、今村文彦・IRIDeS所長、渡辺雅隆・朝日新聞社社長、五百旗頭真・同機構理事長が協定書に調印しました。   「21世紀文明シンポジウム」は、災害大国日本において、文明社会の在り方を見直し、新しい“災後の文明”を創造すべく、防災・減災知見を広く発信し、安全・安心な減災社会の実現を目指すことが目的です。2014年に東京、2015年に神戸、そして2016年には仙台(東北大学萩ホール)で開催されましたが、多数の参加者をいただき、防災・減災、復興に関する重要な議論が行われました。とりわけ仙台では、東日本大震災から5年が経過した中で、復興検証や教訓の忘却などについて話し合われました。   今後、IRIDeSは、東日本大震災等から得られた災害・防災に関する専門的知見を提供しつつ、企画に協力します。朝日新聞社は、取材活動をもとにした企画と効果的な情報発信に協力し、同機構は、阪神・淡路大震災の経験を生かす災害対…

2016.6.10

IRIDeS見学会を開催します(6月24日午後)(vol.22)

IRIDeSは6月24日午後、一般見学会(第2回)を開催します。今回は、新たに拡充した展示スペースを、災害理学の専門家がご案内いたします。また、東日本大震災の教訓を後世につなぐ3D映画「大津波3.11未来への記憶」(25分版)の上映を行います。   見学会は無料です。お問合せ・参加申し込みは、IRIDeS広報室まで:   電話:022-752-2049、メールkoho-office※irides.tohoku.ac.jp(※を@に変えてください)                   * * *           IRIDeS見学会 6月24日(金)15:15-16:15   <場所>    東北大学災害科学国際研究所 IRIDeS棟    ※仙台地下鉄東西線「青葉山」駅 南出口から徒歩3分。アクセスはこちら   <スケジュール>    15:15  集合 (IRIDeS棟 1階 エントランスホール)    15:20- 展示ご案内 岡田真介助教 専門分野:災害理学、活断層(2階 展示スペース) …

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