教員自己紹介

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災害医学研究部門
災害医療国際協力学分野
佐々木 宏之 (助教)
 

研究概要

東日本大震災被災地医療機関における「受援計画」に関するアンケート調査結果報告

 
東日本大震災時に被災地医療機関では支援受け入れ準備が整っておらず、支援力を有効に活用できないことが課題となった。被災地医療機関に受援計画に関するアンケート調査を施行し、経験と反省から「次」の災害に向けて対策すべき項目を検討した。223医療機関より回答を得、災害拠点病院(42)では受援計画策定済み14%、策定準備中38%、非災害拠点病院(181)では各々3%、18%だった。被災地沿岸部での人的支援ニーズは全職種で長期にわたり発生し、物的支援ニーズは食料・水、医薬品、燃料が発災後1週間経過しても70%の病院で不足していた。医療機関は発生しうるニーズを予測し、受援計画として被災状況の伝達先、方法、支援の受入担当者、指揮命令系統のフローチャート等を決めておくべきであり、1週間分の備蓄の確保、ライフライン長期途絶への対策・訓練、自身も被災者である病院職員への配慮などを行うことが提言としてあげられた。