教員自己紹介(兪)

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災害医学研究部門
災害精神医学分野
兪 志前 (助教)
 

研究概要

 
神経回路の恒常性を維持するグリア細胞はシグナル伝達、栄養補給、サイトカイン分泌など多彩な免疫作用を持ちます。一方、末梢血液由来の免疫細胞(単球・マクロファージ・T細胞など)は病態下で脳内に浸潤して炎症因子を分泌するとともに抗原提示が行われ、グリア細胞やニューロンとの相互作用によって精神疾患の発生・進行・予後に関連することが知られています。我々は臨床検体・疾患モデル動物・細胞を用いた研究を統合し、精神神経免疫学的な視点から精神・脳機能と免疫機能との相互作用が精神疾患に関与するメカニズムを解明するため、グリア細胞および末梢免疫細胞を対象にマイクロエンドフェノタイプの病態機序を分子レベルで検討しています。当研究グループは、心的外傷後ストレス障害などの災害関連精神疾患や気分障害、統合失調症を中心とする精神疾患の成因や精神科治療薬の奏効機序に関わる分子が脳内にどのように作用するのかをマイクロアレイおよび次世帯シークエンシングなどの手法で包括的に解析し、病態の形成・持続や回復過程に関係する因子の特定、新規の診断法や治療法の開発を目指します。。