教員自己紹介(有働)

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災害リスク研究部門
環境変動リスク研究分野
有働 恵子 (准教授)
 
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研究概要

 

 人為的な開発や自然災害により,世界中の多くの海岸で侵食が進行しています.将来は地球温暖化に伴う海面上昇を主たる原因とした侵食の加速も危惧されます.海岸侵食の予測手法の開発と海岸保全のための技術開発を通して,減災に貢献することを目標としています.
 
 
図-1 東北地方の地図と2011年地震津波による地盤沈下,津波痕跡高および堤防高,ならびに汀線後退量の空間分布.河口や堤防決壊地点周辺では数百メートルにも及ぶ顕著な海岸侵食が生じた.この侵食は岩手県から福島県までの広範囲で発生し,復興過程においても大きな弊害となった.
 
 
図-2 2011年津波による海岸侵食とその回復過程の衛星画像.下図はピンク線で示した測線に沿った地中レーダ探査の解析結果である.得られた堆積構造より,被災直後は堆積速度25 m month-1の顕著な回復が見られたものの,被災から数か月後にはその回復速度が急激に小さくなった.
 
 
-3 将来の海面上昇による日本の砂浜消失被害曲線と0.6 mの海面上昇に対する砂浜消失率の全国分布.将来の世界平均海面上昇量予測の下限値0.26 m(IPCC第5次報告書)に対する全国の砂浜消失率は47%,上限値0.82 mに対する消失率は91%と予測された.砂浜は,沿岸域の減災,生態系保全,ならびに観光などのための重要な資源であり,砂浜消失の沿岸域への影響は計り知れない.