災害医学研究部門

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本研究部門は、広域巨大災害に伴い発生する急性期・慢性期の保健医療対応と備えに関する研究推進、および災害時医療・医学の国際標準の確立を目的としています。災害医療国際協力学、災害産婦人科学、災害感染症学、災害精神医学、災害放射線医学、災害公衆衛生学、災害医療情報学、災害口腔科学の8分野が力を合わせて以下のような研究テーマに取り組んでいます。
 
1.広域巨大災害に対応できる災害医学医療の確立
2.災害に対する身体とこころの健康の課題調査と改善
3.大規模災害後の疾患研究およびそれを通した被災地住民健康保持の推進
4.被災地における保健医療の支援と結びついた疫学・臨床・基礎研究の融合
5.放射線や被曝に対する正しい教育と訓練の普及
6.災害時医療および医学に関わる国際学術研究の拠点形成
7.災害に強い医療情報技術の確立
8.東北メディカルメガバンクと協力した被災地の復興事業としての次世代型医療の開発
 
 東日本大震災の経験と教訓を生かし、2013118日にフィリピンを襲った巨大台風をはじめとする災害被害における保健・医療の課題を調査しています。災害医学研究部門は、これまでの6次にわたる調査のうち第1、2、3、6次に調査団を派遣し、大災害における病院の被害、災害医療対応の実際、感染症アウトブレイク、および災害精神医学対応などに関する調査を行いました。また、フィリピン大学マニラ校や、アンヘラス大学、保健省、WHO、日本大使館、JICA、赤十字社なども訪問し、災害対応や、復興にむけての取り組みなどについての調査を遂行しています。
 2015年3月に開催される国連防災世界会議で改訂される兵庫行動枠組みに「健康」を中心の目標に据え、健康の指標を向上させることが災害に強い社会を作ることを訴えていきます。