国際防災戦略研究分野

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教授: 村尾 修    

都市の防災と復興に関する国際的な戦略策定を目指し,学際的な視点に立ち,防災および復興戦略の観点から各国(地域)の特性を分析し,事前(リスク管理・防災戦略),事後(復興・再生戦略)の両面から現状の問題点と課題を明らかにするための研究をしています。また,これを踏まえて,各国(地域)の自然・経済・社会状況の特性に適合したリスク管理・防災・復興戦略および国際的協力体制のあり方について研究を進めています。

主要な研究のひとつに都市の脆弱性評価があります。1995年兵庫県南部地震では、多くの建物が被害を受けましたが、こうした建物被害データを用いて、地震動の強さと建物被害率の関係を示した建物被害関数を構築しました。さらに、この建物被害関数を用いた地域の建物倒壊リスクを評価する方法も提案しています。この手法を実際の都市に適用する研究を行っています。

また世界中で発生する災害後の都市復興に関する研究にも従事しています。これまでに1999年台湾集集地震、2004年インド洋津波(スリランカ、タイ、インドネシア)、2007年ペルー地震、2011年東日本大震災などの被災地を対象として、被災と復興過程に関する調査を実施し、復興過程を定量的に評価する建物復興曲線の提案なども行ってきました。 その他の興味深い研究として、災害に対応した都市・建築空間に関する研究も実施しています。被害抑止、被害軽減のための事前準備と緊急対応、復旧・復興といった災害対応の循環体系に対応した空間の事例を収集し、理論的体系化を目指しています。