2021.3.19
【報告】感染症に関するさまざまな研究・実践活動を開始
ひかり拓本により疫病碑を調査する(写真:災害文化研究分野提供) IRIDeS は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、東日本大震災10年の節目に予定していた複数の催事の中止・延期を余儀なくされました。また、研究者が現地に赴いて行う調査活動も大幅な制約を受けました。その一方で、IRIDeS では、執行部・災害医学の専門家が災害対策本部幹事会を所内で定期開催して研究・教育現場の感染症対策に真剣に取り組み、所内会議や研究活動、一般公開イベントのオンライン化も進めました。 また、2020年にさまざまな分野の研究者が、感染症を災害と捉え、東日本大震災の教訓を活かしたポストコロナ社会の構築に向け、研究プロジェクトをスタートさせました。テーマは「感染症をめぐる社会文化の歴史的変遷(疫病退散プロジェクト)」「新型コロナウイルス感染症に対応する企業・組織の事業継続計画(BCP)改善」「感染症蔓延下における水害時のCOVID-19伝播リスクの可視化・低減策」「ポストコロナを生きる力」など、いずれもその学際性を特徴としています。 ...