2016.4.27
写真特集 東日本大震災5年目の春 2016年4月 (vol.13)
IRIDeSの新しい活動のひとつとして、写真特集を企画いたしました。今後、不定期ですが、津波で大きな被害を受けた東北沿岸各地のその後の様子を写真等で紹介したいと思っています。
4月下旬、東日本大震災から5年がたった岩手県陸前高田市、宮城県気仙沼市、同南三陸町の各地を訪れました。復興土木工事がいたるところで進んでおり、新しい街の姿がしだいに見え始めています。(写真をクリックすると拡大します)
【陸前高田】
海に接する第一線堤(T.P+3m)は完成済みで、陸側の第二線堤(T.P.+12.5m)の防潮堤工事も95%程度まで完成しています(陸前高田市復興局市街地整備課)。左の写真は陸側の第二線堤。2つの堤防の間に松を植えてかつての松林を再興させる計画です。市街地予定地のかさ上げ工事もほぼ完成していました。
動画はこちら (YouTubeに飛びます)
【気仙沼市鹿折地区】
気仙沼湾のいちばん奥まったところにある鹿折地区。津波に続く火災で焼け尽くされた街では、災害公営住宅の建設工事が進んでいます。幹線道路沿いには、新しいガソリンスタンドやコンビニがつぎつぎに開店しています。海に近い場所には、以前のようにたくさんの水産加工場が建設中で、一部稼働し始めています。
【南三陸町志津川地区】
南三陸町防災対策庁舎はかさ上げ地のまん中に埋もれたように立っていました。志津川地区にある町内最大の仮設商店街「さんさん商店街」は、新規参入者を含めて防災対策庁舎前のかさ上げ地に引っ越す計画です。「さんさん」にちなんで2017年3月3日に新しい商店街としてオープンする予定で準備が進んでいます。
【お問い合わせ】IRIDeS 広報室 電話 022-752-2049、Eメール irides-pr*grp.tohoku.ac.jp (*を@で置き換えてください)