2016.5.2
3Dドキュメンタリー映画「大津波3.11未来への記憶」を上映しています(vol.15)
IRIDeSでは、東日本大震災の経験を後世に伝えるための3Dドキュメンタリー映画「大津波3.11未来への記憶」(NHKメディアテクノロジー製作、IRIDeS所長・今村文彦監修)を上映しています(日本語/英語、80分版/25分版)。国際3D先進映像協会ルミエール・ジャパン・アワード2014で「作品賞 ドキュメ ント/ライブ部門」を受賞した作品です。
IRIDeSには、国内の研究所としては最大サイズの3Dスクリーンがあり、一度に約40名の方々の視聴が可能です。視聴希望の方は、広報室へお問い合わせください。
以下、推薦のコメントをいただいております。
・ジャーナリスト 池上 彰
忘れたい。でも、忘れない。忘れてはいけない。そんな被災者の思いを3Dで映像化。
3Dという新たな技術によって表現できた世界がある。
大自然に傷めつけられながらも、自然と共に生きる人々。ここに、人間と自然との新たな営みがある。
・日本の料理研究家 辰巳芳子
私は、この記憶そのものを言葉にすることは、どうしても、できません。唯一申し上げれば、この制作に携わった方々の気概です。この事実を生々しく遺すことで「後世を守らん」とされた。社会愛です。その気力を尊敬いたします。
・東北大学災害科学国際研究所所長 今村文彦
「土地」と「ことば」と「時間」の3つの軸で立体的に構成されている世界唯一の3Dによる震災映像記録。あの震災の実態がよりリアリティをもって感じられる、忘れてはならない震災の記憶である。
・東京藝術大学学長 宮田亮平
繰り返される災害に耐えてもくもくと手を動かす姿に人間の尊厳を感じた。
・歌舞伎役者 七世 中村芝雀
あの日、劇場が大きく揺れ、楽屋のテレビに大津波が映っていました。改めてこの映画を拝見し、そこから立ち直ろうとする東北の多々のご苦労を察し、涙いたしました。日本に生きる以上、他人ごとではなく、これから何かを伝えていかなければ、との思いを新たにいたしました。
【お問い合わせ】IRIDeS広報室 電話 022-752-2049、Eメール irides-pr*grp.tohoku.ac.jp (*を@で置き換えてください)