2016.7.14
IRIDeSで熊本地震への対応 学生ボランティア第2回報告会が開催 (vol.28)
平成28年6月2日~5日、東北大学の教員・学生が、熊本大学等と連携しながら熊本地震被災地でボランティア活動を行いました。これは、5月2~9日に続く、東北大学の2回目のボランティア熊本派遣であり、その活動の報告会が7月4日、IRIDeSにて開催されました。
今回の派遣の大きな目的の一つは、新しいメンバー(新入生)の加入により活動を拡大させつつ、東日本大震災被災地で蓄積したボランティア活動のノウハウを熊本へ伝えることでした。ボランティアサークルのスクラムと HARUに所属する東北大学学生は、熊本大学のボランティアグループと連携しながら、熊本地震被災地での活動を通じ、被災者の方々に寄り添い、コミュニケーションを取ることが大切であると改めて実感したとのことです。
報告会では、避難所運営や、被災地の若い世代との交流方法等について、活発な質疑応答も行われました。東北大学学生の多くが東日本大震災を経験していない世代になりつつあることもあり、東日本大震災の経験を熊本に一方的に伝えるのではなく、互いに学びあうことが大切ではないかとのコメントも寄せられました。東北大学においても震災での支援について災害対応のフェーズに併せて再整理する必要があるであろうとの指摘もありました。最後に、IRIDeSの今村所長は、若い世代が東北と熊本の被災地をつなぐ活動をしていることに対してエールを贈りました。
IRIDeSは今後も、熊本大学や東北大学学生ボランティアと連携を図りつつ、熊本被災地に継続して寄り添う支援を続けてゆく方針です。
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報告者:
藤室玲治(課外・ボランティア活動支援センター特任准教授)
渡邉 勇(工学部1年生、スクラム)
大庭佳乃(文学部1年生、スクラム)
西塚孝平(教育学部3年生、HARU、当日は欠席)
今本亘(文学部2年生、スクラム)
【お問い合わせ】IRIDeS広報室 電話 022-752-2049、Eメール irides-pr*grp.tohoku.ac.jp (*を@で置き換えてください)