2016.7.20
海外の学生・教員が東日本大震災の教訓を学ぶサマースクール IRIDeSにて開幕 (vol.30)
7月19日、IRIDeSにて、海外の学生・教員が東日本大震災の教訓を学ぶ「2016 APRU-IRIDeSマルチハザードプログラム」の開会式が行われました。
このサマースクールは、IRIDeSが環太平洋大学協会(APRU)と共同で毎年7月に開催しているもので、海外からの学生・教員が、東日本大震災からの復興や日本の防災、国際防災戦略・枠組み、災害伝承等などについて学びます。今年で4回目になり、APRU加盟大学を中心に、アメリカ・インド・インドネシア等14カ国から約40名が参加しました。
開会式では、まず里見進・東北大学総長が歓迎の言葉とともに、東日本大震災へ対する諸外国からの支援に対する感謝を表明した上、東北大学の震災復興・防災への取り組みについて述べました。続いて今村文彦・IRIDeS所長・教授が、震災の教訓を生かすために設立されたIRIDeSの概要について説明しました。その後、APRU事務局キース・ウォン氏の最近の協会活動の報告を含めた挨拶、IRIDeS研究者による講義、「大津波3.11未来への記憶」の上映等が行われました。
このサマースクールは22日まで開催され、参加者は様々な専門分野の災害研究者、自治体・防災関係者、海外の災害研究者による講義や、グループワークを通じ、日本の防災科学技術や、地域・自治体が主導する防災、異なるステークホルダーによる防災の役割などについて学びます。21日には、名取市および多賀城市において巡検を行う予定です。
【お問い合わせ】IRIDeS広報室 電話 022-752-2049、Eメール irides-pr*grp.tohoku.ac.jp (*を@で置き換えてください)