IRIDeS NEWs | 東北大学 災害科学国際研究所 IRIDeS

2019.11.8

IRIDeSに新寄附研究部門設立

開設式にて

 IRIDeSは、応用地質株式会社からの寄附を受け、2019年11月1日、新たに「都市直下地震災害(応用地質)寄附研究部門」を発足させました。この新部門は、都市部直下でおきる内陸大地震を研究し、実践的な減災案を提案していくことを目指すもので、遠田晋次教授が部門長をつとめ(災害理学研究部門兼務)、見瑶子助手・乘松君衣助手が所属します。
 
 11月6日、この新部門の開設式が開催され、具体的な研究方針の説明が発表されました。新部門では国内外で発生した内陸地震に関する詳細な事例研究とデータベース構築等を行う予定です。また特に、近い将来仙台市街地直下で発生が懸念されている、長町-利府線断層帯による地震に焦点を当て、地震動推定や断層のズレによる被害推定を行っていきます。遠田教授は、新寄附研究部門設立にあたって、「日本の主要都市の多くは活断層直上もしくは近傍にあり、高い地震リスクに曝されています。25年前の阪神淡路大震災や熊本地震など直下型大地震の教訓を生かし、新たな予測技術を開発していく所存です。また、応用地質株式会社様のサポートを受け、産学連携の強みを生かすことで、社会に強いインパクトを与える研究成果を発信していきたいと思います」と抱負を述べました。

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【お問い合わせ】IRIDeS広報室 電話 022-752-2049、Eメール koho-office*irides.tohoku.ac.jp (*を@で置き換えてください)

 

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