2019.11.22
インドネシア・アチェと学術交流
![IRIDeSで開催されたAIWEST](wp-content/uploads/2020/05/37a91747b48080fed4547de85f2e2ab0-300x203.jpg)
IRIDeSで開催されたAIWEST
日本とインドネシアは地理学や地形学的にも共通性が多く、いずれも数多くの災害が発生する国です。さらに東北とインドネシア・アチェは、いずれも巨大地震・津波の被災地でもあります。震災の教訓を継承することをミッションの一つとするIRIDeSは、世界のさまざまな機関と学術交流がありますが、中でもインドネシア・アチェとは活発な連携活動を行ってきました。IRIDeSは、アチェにあるシアクアラ大学数理学部および同大学津波災害軽減研究センター(TDMRC)、ならびにアチェ津波博物館と、それぞれ「部局間学術交流協定」を締結し、津波工学の研究や復興支援の活動等で協働を重ねています。
シアクアラ大学TDMRCは、2005年より「持続可能な津波災害復興に関するアチェ国際ワークショップおよび博覧会(AIWEST)」と呼ばれる学術会議を定期開催してきました。第12回目のAIWESTは初めてインドネシア国外で実施されることになり、2019年11月7~8日、IRIDeS棟にて開催されました。シアクアラ大学学長、および、アチェ研究の第一人者である京都大学の西芳実准教授による基調講演が行われ、ワークショップも実施され、約100名が出席者し盛況となりました。このタイミングで、11月7日、東北大学工学研究科とシアクアラ大学工学研究科が新たに学術連携協定を締結し、IRIDeSはこの協定締結も支援しました。
IRIDeSの今村文彦所長は、今後もアチェはじめインドネシア各地の学術・防災関係者と活発に交流し、国際共同研究や震災教訓の継承に取り組んでいく考えです。
![第12回AIWEST開催を支援したIRIDeS研究者<br />(左からマス エリック 准教授、サッパシー アナワット 准教授、ボレー セバスティアン 准教授、マリ エリザベス 准教授)](wp-content/uploads/2020/05/033d9fc67b3693a79d768de8e8d4e401-768x406.jpg)
第12回AIWEST開催を支援したIRIDeS研究者
(左からマス エリック 准教授、サッパシー アナワット 准教授、ボレー セバスティアン 准教授、マリ エリザベス 准教授)
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【お問い合わせ】IRIDeS広報室 電話 022-752-2049、Eメール koho-office*irides.tohoku.ac.jp (*を@で置き換えてください)