IRIDeS NEWs | 東北大学 災害科学国際研究所 IRIDeS

2021.3.12

ご挨拶

 

東北大学 災害科学国際研究所(IRIDeS) 所長 今村 文彦

 今年3月11日で、東日本大震災から10年となりました。この10年間のあゆみを検証しながらさらに復興を進め、同時に、将来の災害へ向けた備えを充実させることが肝要です。昨年は阪神・淡路大震災から25年の節目であり、震災を経験していない世代の増加、記憶の風化、伝承の役割が取り上げられていました。東日本大震災においても阪神・淡路と同様の課題に直面せざるをえない中、IRIDeSの果たすべき役割は一層重要になると考えています。

 

 現在、国内外で新型コロナウイルス感染症の深刻な影響が広がっています。東北大学は、社会とともにある大学として新型コロナウイルス感染症対応に最大限の努力を続けています。IRIDeSも、「新型コロナウイルス感染拡大防止のための東北大学の行動指針(BCP)」を踏まえて教育・研究活動を実施し、また、災害医学研究部門の研究者が学内外で感染症対策に尽力しております。さらに、さまざまな専門分野の研究者が感染症関連研究を開始しました。感染症は、事前予防、発生時の緊急対応、その後の復旧・復興等のフェーズに分けて整理することができ、地震・津波・台風等の自然災害と多くの共通点があります。今後も、これまで蓄積した災害科学の知見を活かして感染症研究に貢献したいと考えています。

 

 今年4月から、IRIDeSで新部門・分野体制が発足します。2022年4月からは、国立大学法人としての第4期中期目標期間が始まります。これまでの活動蓄積を生かしながらさらに研究活動を活性化し、皆さまとともに、さらに国内外で安全・安心な地域の構築を目指していきたいと願っています。

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【お問い合わせ】
 IRIDeS広報室 電話 022-752-2049、Eメール @
 

 

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