IRIDeS NEWs | 東北大学 災害科学国際研究所 IRIDeS

2021.4.1

【お知らせ】IRIDeSで新部門体制が発足

 IRIDeS は2021年4月から、より強固かつ柔軟な研究・実践活動に向け、従来の6部門を再編し、新たな4部門体制を発足させます。

 

 
  • 災害評価・低減研究部門

 理学と工学の統合により、国内外の災害評価及び対応に関する先端研究を推進します。被害の現地調査、各種観測、自然現象と被災過程の数値シミュレーション、先端的リモートセンシング、可視化、ロボット関連技術の開発などの研究に取り組み、防災・減災につながる実践的提案も行います。

 

  • 災害人文社会研究部門

 人の心と行動・建物・社会基盤を含む国内外の地域社会を研究対象に、災害教訓を未来に伝え、各地の防災と復興に資することを目指します。歴史・アーカイブ、地域・都市・空間デザイン、認知特性の研究を連携させ、変化する災害に対応した被害軽減と、レジリエントな地域社会構築に向け具体策を提言する研究に取り組みます。

 

  • 災害医学研究部門

 連携により発災前から復興期までに関する途切れない研究を行い、広域・複合災害対応型災害医学の確立と最新科学技術の現場への導入に取り組みます。医学の立場から災害への革新的対応を先導し、新型コロナウイルス対策に関しても総合的な学理解析・対策を行います。

 

  • 防災実践推進部門

 実践的研究を行うと同時に、研究成果の社会実装や地域・国際連携による防災・減災に取り組みます。研究成果は「世界防災フォーラム」や国連の主要会議をはじめとするさまざまな場で国内外に発信し、仙台防災枠組の実施に貢献していきます。

 

 上記の4部門のほか、地震津波リスク評価(東京海上日動)寄附研究部門、都市直下地震災害(応用地質)寄附研究部門、災害統計グローバルセンター、気仙沼サテライト、広報室は継続します。

 

 今後、気候変動に伴い激甚化傾向にある豪雨・洪水災害、南海トラフ地震・津波、首都直下地震等の巨大災害、あるいは感染症や放射線などがもたらす災害において、さまざまな要素が複合的に連鎖し、予測できない被害が発生する可能性があります。IRIDeS は新部門体制により、既存の学問分野の枠組みを超えてさらに連携を推進しながら、変容を続ける社会課題を追求していきます。

 
 

 

【お問い合わせ】IRIDeS広報室 電話 022-752-2049、Eメール @

 

 

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