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2022.4.18

【展示】東京2020パラリンピックで使用された聖火台をIRIDeS展示スペースに設置

 

 2022年4月15日、東松島市からIRIDeSへ東京2020パラリンピックで使用された聖火台が贈られ、今後、IRIDeSの展示スペースに展示されることになりました。

 この聖火台は東北大学での復興支援の活動に関係したものです。東北大学農学研究科の多田千佳准教授は、復興アクション100+の一つとして、2014年から宮城県内の小中学校で出前講義を行い、生ごみや糞尿から得られるバイオガスで生活に必要な火を灯せることを伝えながら、バイオガスによる火を東京2020オリンピックの聖火にすることを目指してきました。この活動が認められ、東京2020パラリンピックにおいて、東松島市の子どもたちが“縄文”をテーマに聖火台を作成し、その聖火台を使ってバイオガスで炎を灯す集火式が実現することになりました。2021年8月16日、仙台市内において宮城県の9市町でおこされた火がこの聖火台の上で一つになり、その火はさらに東京会場へ運ばれました。同パラリンピック終了後、多田准教授の仲介により、聖火台は東松島市からIRIDeSに贈呈されました。

 生ごみからできるバイオガスは暮らしの中で最も身近な再生可能エネルギーといえ、災害復興においても利用できるポテンシャルがあります。IRIDeSの今村文彦所長は、「展示スペースで聖火台をご覧いただき、復興や持続可能性について考えるきっかけにしていただきたい」と話しています。

 
 
 
聖火台受領式にて                        IRIDeS展示スペースに設置された聖火台
 
 
 
 
 
 
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【お問い合わせ】
 IRIDeS広報室 電話 022-752-2049、Eメール @
 

 

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