2023.1.13
ご挨拶
東北大学 災害科学国際研究所(IRIDeS)
所長 今村文彦
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、圧倒的な広域複合被害と多数かつ長期にわたる深刻な問題をもたらしました。東北大学は、被災地復興への貢献および世界最先端の災害科学の推進を目指し、震災発生から1年余りでIRIDeSを発足させました。以来、IRIDeSは被災地支援を進めるとともに、従来の枠組みを超えた様々な方々との連携によって活発な研究・教育および社会貢献活動を進め、2022年4月、設立10周年を迎えました。
IRIDeSは、設立10年にあたり、これまでの活動をまとめた記念誌を発行し、2022年10月21日には、記念式典・シンポジウムを開催しました。記念行事は、新型コロナウイルス感染症対策としてハイブリッド形式での実施となりましたが、産・官・学・民のご関係者約400名にご参加いただきました。本研究所へこれまでにいただいたご支援に改めて感謝申し上げ、IRIDeSのこれまでの歩みと今後について議論し確認することができました。お忙しい中、記念行事にご参加くださった方々へ、厚く御礼申し上げます。
IRIDeSは、2015年第 3 回国連防災世界会議で策定された成果文書「仙台防災枠組2015-2030」をはじめとする世界の国際アジェンダを実現するべく尽力してまいりました。2023年 3 月10日~13日には、本研究所が全面的に支援する「第3 回世界防災フォーラム」も開催が予定されており、これからも、産・官・学・民の連携により仙台防災枠組を推進してまいります。引き続きご指導、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------