IRIDeS Newsletter | 東北大学 災害科学国際研究所 IRIDeS

2022.10.7

【協力】インドネシア国家防災庁高官の東北被災地視察等に協力

 

 IRIDeSは、インドネシアで実施中のSATREPSプロジェクト「沿岸でのレジリエント社会構築のための新しい持続性システム」に参画しています(2022~2026年度実施、JICA国際協力機構・JST科学技術振興機構が支援、研究代表者:京都大学 森信人教授)。このたび、同プロジェクトのインドネシア側主要メンバーである、インドネシア国家防災庁リリク・クルニヤワン事務局長をはじめとするインドネシア高官が来日し、日本の防災および東北被災地の現状に理解を深めるにあたり、IRIDeS教員が協力しました。

 2022年9月26日、インドネシア国家防災庁高官らは、災害科学国際研究所棟にて、IRIDeSの今村文彦所長・越村俊一教授による津波工学に関する特別講義を受講しました。さらに翌日より3日間、一行は震災遺構仙台市荒浜小学校、気仙沼市東日本大震災遺構、釜石港湾港防波堤ほか宮城県・岩手県の津波被災地を視察しました。この視察においては、同SATREPSプロジェクトに参画する中央大学 有川太郎教授、IRIDeSのサッパシー・ アナワット准教授らが各所で説明を行い、グリーンインフラ・グレーインフラとその組み合わせによる減災効果、緊急対応、まちづくり、語り部による災害伝承など、多岐にわたる分野について解説しました。リリク・クルニヤワン事務局長らは熱心に耳を傾け、様々な質問を行いました。その後、一行は気象庁ほか関係機関も訪問しました。

 今後、日本の防災や東北被災地の教訓が、同プロジェクトを通じ、インドネシアで社会実装されることが期待されます。

 
 
  
 宮古市田老地区の防潮堤                震災遺構 仙台市立荒浜小学校にて
 
 
 
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【お問い合わせ】
 IRIDeS広報室 電話 022-752-2049、Eメール @
 

 

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