IRIDeS NEWs | 東北大学 災害科学国際研究所 IRIDeS

2022.5.13

【特集】東北大学災害科学国際研究所 災害レジリエンス共創センター始動

 

 2022年4月、IRIDeSに「災害レジリエンス共創センター」が設立されました。災害レジリエンスとは、「さまざまなリスクに対応し、災害で困難な状況に遭遇しても、しなやかに回復する力」等を意味します。東日本大震災を受けて設立されたIRIDeSは、災害科学の研究・実践を通じ世界の防災指針「仙台防災枠組2015-2030」の実施を推進しながら、被災地の復興と国内外でのレジリエント社会構築を支援してきました。本センターは、東北大学の諸部局や防災科学技術研究所を含む多様な主体と連携し、災害デジタルツインを始めとする先端技術の開発や、自然・人文社会科学の融合による「総合知」を導き出し、社会の災害レジリエンスの一層の向上を目指します。

 5月11日、センターのキックオフシンポジウムがオンライン開催され、センターの趣旨説明や関係者の基調講演、センターのテーマに沿ったパネルディスカッション等が行われました。産官学民から300名以上の方々に出席いただき、連携企業も紹介されました。

 

▷スタッフと研究領域

 センター長は江川新一教授、副センター長は越村俊一教授がつとめます。同センターは「災害レジリエンス数量化」、「ヒューマンレジリエンス」、「災害情報キュレーション」および「災害レジリエンス共創」の4つの重点研究領域で構成されます。センターには戦略推進委員会が設置され、センターの方針を決定しています。

 

▷災害デジタルツイン構築プロジェクト

 センターの基幹プロジェクトとして「災害デジタルツインの構築」に取り組みます。現実世界の膨大な観測・社会動態データをリアルタイムで仮想世界に取り込み分析し、デジタルツイン上で無数の災害過程シナリオをシミュレーションして最良の施策を導き、現実世界にフィードバックすることで社会のレジリエンス向上を目指します。

 センターは、「災害デジタルツインの開発」「4つの重点研究領域」「人流データを活用した社会動態解明」に関する共同研究を公募し、推進していきます。

 
 
             
 
 
 
 
 
 

災害レジリエンス共創センターについて、もっと知りたい方はホームページをご覧ください。

http://irides.tohoku.ac.jp/organization/resilience-center/resilience-center.html

 

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【お問い合わせ】
 IRIDeS広報室 電話 022-752-2049、Eメール @
 

 

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