組織・メンバー

災害理学研究部門
火山ハザード研究分野
教授
博士(理学)
MIURA Satoshi
みうら さとし

本務先 理学研究科
地震・噴火予知研究観測センター センター長
研究テーマ
測地学的な手法を用いた火山活動のモニタリングや火山噴火発生準備過程に関する研究を行っています。
研究キーワード
固体地球物理学 / 測地観測 / 火山活動 / 沈み込み帯
関連サイト
研究概要

蔵王山では、2011年東北地方太平洋沖地震後の2012年頃から深部低周波地震の発生頻度が増大しはじめ、2013年以降は浅部での火山性地震・微動も観測されています。2015年4月には、地震数の急増をうけて気象庁が火口周辺警報を発表するに至りましたたが、約2ヶ月後には地震回数が減ったため警報は解除されました。この期間を含む2015年1月から6月までの約半年間には、東北大学が展開したGNSS連続観測網によって僅かな山体膨張も観測されています。

この山体膨張をもたらした変動源を推定したところ、位置は御釜の中心から東側に約1.0 kmで深さが海抜約 -4kmにあり、体積増加量は4百万m3と推定されました。過去約2千年間の火山噴出物の研究から、深さ約4〜6 kmにある珪長質マグマ溜まりに、より深部由来の苦鉄質マグマが注入・混合して噴火が起こったとされていることから、2015年前半には浅部マグマ溜まりで増圧現象があったものの噴火までには至らなかったと考えられます。

主な業績
  • Fukushima, Y., S. Toda, S. Miura, D. Ishimura, J. Fukuda, T. Demachi and K. Tachibana (2018) Extremely early recurrence of intraplate fault rupture following the Tohoku-Oki earthquake, Nature Geoscience, doi:10.1038/s41561.
  • Fukuda, J., A. Kato, K. Obara, S. Miura, and T. Kato (2014) Imaging of the early acceleration phase of the 2013–2014 Boso slow slip event, Geophys. Res. Lett., 41, 7493-7500, doi:10.1002/2014GL061550.
  • Ohta, Y., T. Kobayashi , H. Tsushima, S. Miura, R. Hino, T. Takasu, H. Fujimoto, T. Iinuma, K. Tachibana, T. Demachi, T. Sato, M. Ohzono, N. Umino (2012) Quasi real-time fault model estimation for near-field tsunami forecasting based on RTK-GPS analysis: Application to the 2011 Tohoku-Oki Earthquake (Mw 9.0), J. Geophys. Res., 117, B02311, doi:10.1029/2011JB008750.
  • Ponraj, M., S. Miura, C. D. Reddy, S. Amirtharaj, S. H. Mahajan (2011) Slip distribution beneath the Central and Western Himalaya inferred from GPS observations, Geophys. J. Int., doi: 10.1111/j.1365-246X.2011.04958.x.
  • Suwa, Y., S. Miura, A. Hasegawa, T. Sato and K. Tachibana (2006) Interplate coupling beneath NE Japan inferred from three dimensional displacement field, J. Geophys. Res., 111, B04402, doi:101029/2004JB003203.
主な所属学会
  • 日本火山学会
  • 日本測地学会
  • 日本地震学会
  • American Geophysical Union
主な受賞
  • 平成25年度日本地震学会論文賞
  • 第13回日本測地学会賞坪井賞団体賞(平成25年)