組織・メンバー

災害リスク研究部門
津波工学研究分野
助教
博士(学術)
SETO Shuji
せと しゅうじ

研究テーマ
宮城県警察本部からご提供いただいた犠牲者情報を用いて、東日本大震災において宮城県で亡くなった方の研究に取り組んでおります。亡くなり方を素直に見つめ直すことで、今後起こり得る災害において、一人でも多くの命を救う要素技術の開発に繋がると考えております。
研究キーワード
津波災害における犠牲者,海洋レーダ,GPS波浪計,津波
関連サイト
研究概要

東日本大震災によって、死者15,899名,行方不明者2,528名(令和2年9月10日,警視庁調べ)の人的被害が発生しました。これまで津波災害の主な死因として、溺死が考えられてきました。しかしながら、警察庁が発行した平成24年警察白書によれば、東日本大震災においては、溺死に加え、不詳、圧死等、焼死と様々な死因が確認されております。

私たち研究チームは,宮城県警察本部から提供された犠牲者情報を用いた研究を実施しております.まず,犠牲者情報の死因データを用いて,東日本大震災における宮城での死因を分析しました.その結果,溺死,頭部損傷,胸部損傷,溺死を除く窒息,焼死,低体温症,不詳など12の死因に分類できることを明らかにしました.今後は,さらに分析を進め,宮城県内の各市町における傾向や津波外力との関係などを明らかにしたいと考えております.

主な業績
  • Seto, S., & Imamura, F. (2020). Classification of tsunami deaths by modifying ICD-10 categories in the 2011 Tohoku earthquake tsunami-A case study in Miyagi prefecture. International Journal of Disaster Risk Reduction, 50, 101743.
  • Seto, S., Serikawa, T., Suppasri, A., & Imamura, F. (2019). Examining the relationship between the cause of death and the location of the deceased in the 2011 Tohoku Tsunami: A case study of Kesennuma in Miyagi prefecture. AGUFM, 2019, NH43E-0978.
  • Seto, S., Imamura, F., & Suppasri, A. (2019). Challenge to Build the Science of Human Survival from Disaster Starting from Analysis for the 2011 Tohoku Tsunami. Journal of Disaster Research, 14(9), 1323-1328.
  • Ogata, K., Seto, S., Fuji, R., Takahashi, T., & Hinata, H. (2018). Real-time tsunami detection with oceanographic radar based on virtual tsunami observation experiments. Remote Sensing, 10(7), 1126.
主な所属学会
  • 日本土木学会
  • 日本自然災害学会
  • American Geophysical Union
主な受賞
  • 2013年度土木学会海岸工学奨励賞