組織・メンバー

災害リスク研究部門
環境変動リスク研究分野
准教授
博士(工学)
UDO Keiko
うどう けいこ

兼任先 工学研究科
研究テーマ
砂浜は波のエネルギーを弱める防災機能、生態系を育む環境機能やレクリエーションの場としての利用機能を有する重要な空間ですが、全国各地で侵食が進行しており、将来は気候変動の影響が懸念されます。侵食メカニズムの解明と被害軽減のための研究を行っています。
研究キーワード
砂浜侵食 / 沿岸域 / 気候変動 / 経済評価
関連サイト
研究概要

砂浜は波のエネルギーを弱める防災機能に加えて、豊かな生態系を育む環境機能や、私たちにレクリエーションの場を提供する利用機能を有する重要な空間です。しかし、戦後の急速な国土開発により全国各地で深刻な砂浜侵食が生じており、現在もその根本的な解決には至っていません。さらに将来は、気候変動により砂浜にさらに甚大な影響が及ぶことが予測されています。これにどのように対応していくのか、気候変動の影響評価と適応策の立案のための研究を行っています。

東北地方の地図と2011年地震津波による地盤沈下、津波痕跡高および堤防高、ならびに汀線後退量の空間分布を示したものです。河口や堤防決壊地点周辺では数百メートルにも及ぶ顕著な海岸侵食が生じました。この侵食は岩手県から福島県までの広範囲で発生し、復興過程においても大きな弊害となりました。

主な業績
  • Udo, K. and Y. Takeda (2017). Projections of future beach loss in Japan due to sea-level rise and uncertainties in projected beach loss, Coastal Engineering Journal, 59, 1740006.
  • Udo, K., Y. Takeda, and H. Tanaka (2016). Coastal morphology change before and after 2011 Off the Pacific Coast of Tohoku Earthquake Tsunami at Rikuzen-Takata Coast, Coastal Engineering Journal, 58, 1640016.
  • Udo, K., D. Sugawara, H. Tanaka, K. Imai, and A. Mano (2012). Impact of the 2011 Tohoku Earthquake and Tsunami on beach morphology along the Northern Sendai Coast, Coastal Engineering Journal, 54, 1250009.
  • Udo, K. and A. Mano (2011). Application of Rouse's sediment concentration profile to aeolian transport: Is the suspension system for sand transport in air the same as that in water?, Journal of Coastal Research, Sp. Iss. 64, 2079-2083.
  • Udo, K., Y. Kuriyama, and D.W.T. Jackson (2008). Observations of wind-blown sand under various meteorological conditions at a beach, Journal of Geophysical Research, 113, F04008, doi 10.1029/2007JF000936.
主な所属学会
  • 土木学会
  • 日本地球惑星科学連合
主な受賞
  • 日本海洋工学会JAMESTEC中西賞、2019年
  • 気候変動に伴う海面上昇による全国の砂浜消失将来予測とその不確実性評価
  • Coastal Engineering Journal Award 2017、2018年
  • Projections of future beach loss in Japan due to sea-level rise and uncertainties in projected beach loss.