近年、災害からいかにして文化財や歴史資料を守っていくか、またこれらに込められた先人達の記憶・知見をいかに防災へと活用していくかという課題が注目されています。また、文化財や歴史資料の保全について、各地で様々な取り組みや新たな技法が実践されています。東北大学においても、平成20年の岩手宮城内陸地震や平成23年の東日本大震災を受けて、被災地における文化財・歴史資料のレスキュー活動や、歴史資料をベースにした文理融合型の災害研究に取り組んでおり、日本の貴重な文化財・歴史資料を保存・活用するために、東日本では初めてとなる、世界最先端の高精細スキャニングシステムを導入しました。
このたび、災害科学国際研究所ではこのスキャニングシステムを用いた文化財・歴史資料の撮影技法について、セミナーを開催することとなりました。本セミナーでは、同システムの開発者であり、多数の国宝級文化財のデジタル化に取り組んできた井手亜里氏にご講演いただき、本システムの実演も行います。
皆さまのご参加をお待ちしております。
日時
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平成30年7月2日(月) 13:00~17:00 |
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場所 | 東北大学災害科学国際研究所 1階 多目的ホール |
主催 | 東北大学災害科学国際研究所、指定国立大学災害科学世界トップレベル研究拠点 |
共催 | 歴史文化資料保全大学間ネットワーク事業東北大学拠点 |
主管 | 指定国立大学災害科学世界トップレベル研究拠点災害人文学研究領域 災害科学国際研究所アーカイブユニット(代表:今村文彦) |
参加費 | 無料 (必ず事前にお申し込みください。) |
参加申込方法 | 申込フォームに必要事項を記入のうえ送信してください。 [申込フォーム] |
13:10~14:10
井手亜里 (京都大学 名誉教授)
14:20~14:50
蝦名裕一 (東北大学災害科学国際研究所 准教授)
工藤 稔 (西華デジタルイメージ株式会社)
15:00~16:30