第3回北海道・東北地区の歴史資料保全に関するワークショップ
災いの中の人々・社会の記録をどうやって残すか
日時:2021年1月30日 土曜日 午後1時~5時
オンライン開催(参加お申し込みいただいた方に後日URLをご連絡します)
*対象は、主に自治体・史料保存機関の現場で関係の活動に取り組んでいる方とさせていただきます。
定員:30名
参加申込方法:参加を希望される方は、必要事項を明記のうえ、1月28日 木曜日までに下記の申込先にメールにてご連絡ください。
必要事項:お名前・ご所属・メールアドレス(URLをお送りしますので正確にお書きください)
申込先:佐藤大介(dsato@irides.tohoku.ac.jp)
*交流会の趣旨に鑑みて、お名前とご所属については参加者に公表いたします。
主催 東北大学災害科学国際研究所/北海道大学北方教育研究センター
共催 歴史文化資料保全ネットワーク事業東北大学拠点
◆趣旨:
2020年初頭からの新型コロナウイルスの状況は、なお憂慮すべき状況が続いています。人類史に残る「災害」として記憶され続けるのだろう現下の状況に対して、個人や地域はどのように向き合っているのか。それらの事を後世に伝えるための手がかりを積極的に収集し、保存していくことは、将来への責任という意味において重要な活動だといえるでしょう。
歴史や記録、文化財に関わり、過去の記録の重要さを知る立場の人々はもちろん、デジタル媒体の普及によって、誰もが記録を集められる状況にあり、「みんなで取り組む」ことであるともいえます。しかし、日々刻々と移り変わる状況や、多様な対象物を、いったいどうやって記録し、収集するのか? 各地で模索が続いています。
この集会では、地方自治体の資料機関などにおける模索、また1995年1月17日の阪神・淡路大震災を契機に取り組みが広がった「災害資料」の収集活動にも学びつつ、そのことを考えていきたいと思います。
◆報告者(敬称略)・演題
河野未央(尼崎市立歴史博物館あまがさきアーカイブズ)
「尼崎市立歴史博物館での震災資料の保存と活用」
田中洋史(長岡市中央図書館文書資料室)
「新潟県中越地震・東日本大震災と長岡市災害復興文庫」
菅原慶郎(小樽市総合博物館)
「日常の記録を模索する~コロナ禍という非日常を通して」