客員教授
博士(医学・工学)
秋冨 慎司
AKITOMI Shinji
あきとみ しんじ
災害対応では、電力と情報通信とのネットワーク融合基盤をベースとして、フィジカル空間に配備された下記の機能を有するコンテナ型多機能設備とサイバー空間上に構築されたそのデジタルツインを、被災地の状況に合わせて、順次、被災地域に投入し、発災後から復旧・復興期まで、切れ目ない被災地支援を実現することが重要です。
A(発災〜72時間): DIMAT支援機能
B(72時間〜1000時間): 避難所支援機能
C(1000時間〜10000時間): 仮設住宅支援機能
D (10000時間〜100000時間): 生活再建支援機能
災害の予知・予測の可否や災害レベルに応じて、可搬・拡張可能なコンテナ型多機能設備を道の駅等に配備し、被災地に投入することを想定しています。
可搬・拡張可能なコンテナ型多機能設備をサイバー空間上にデジタルツインとして構築するため、下記の機能からなるアーキテクチャモデルを検討しています。
(1)モビリティ機能: 被災地の状況に応じたコンテナ型多機能設備の搬送手段
(2)電力供給・情報通信機能: コンテナ型多機能設備を稼働する電力供給手段、及び医療情報、AIによる医療支援、関連機関との連携のための情報通信手段。
(3)医療機能: 災害レベルに応じて、発災後から復旧・復興期まで、被災地域に順次投入する医療支援手段。