組織・メンバー

防災実践推進部門
防災教育実践学分野
特任教授(客員)
博士(学術)
FUJIOKA Tatsuya
ふじおか たつや

研究テーマ
災害につながる自然現象のメカニズムを地質学・自然地理学からのアプローチによって明確にし,災害の発生や拡大を,科学・技術・社会の相互関連から捉える。持続可能な社会の構築を意図し,文理融合型のSTEAM教育の視点から日本型防災・減災教育の構築を目指し,世界に発信する。
研究キーワード
SDGs / ESD/環境教育 / 科学教育・理科教育 / 防災・減災・復興教育 / STEAM教育
関連サイト
研究概要

国際社会へ発信可能な日本型防災教育(減災・復興に関する教育を含む)をSDGsを切り口として取り組んでいる。例えば,「SDGsを踏まえた防災・減災,復興等自然災害に関する教育の総合・体系化の構築」(基盤研究B:代表,2022-2025),「日本における防災,減災及び復興に関する教育の体系化と持続可能な国際社会への貢献」(基盤研究B:代表,2018-2021),「持続可能な国際社会に貢献する日本型防災教育の構築と展開」(基盤研究B:代表,2015-2018),「東アジア等との関連性を踏まえた日本の防災・減災教育の展開と課題」(基盤研究B:代表,2012-2015)などが挙げられる。

自然災害に関する防災・減災,環境問題,資源・エネルギー問題等を地球科学に関する文理融合型のSTEAM教育の視点から取り組んでいる。また,古環境の復元から自然環境の変化と人間活動との連動を明らかにすることを試みている。最近では,「SDGs,人新世を踏まえた文理融合型の地球科学教育の再構築」(挑戦的研究萌芽:代表,2023-2025)などがある。

学校防災に関する教育内容,教育方法,教員養成・教員研修などの体系化・総合化に取り組んでいる。例えば,「持続可能な社会を構築する学校安全,防災教育・防災管理の実践的研究」(連合大学院研究プロジェクト:代表,2012-2014),「近年の自然災害を踏まえた防災,減災教育と学校危機管理の構築」(連合大学院研究プロジェクト:代表,2019-2021),「日本の学校教育における防災教育の体系化,スタンダードの構築」(挑戦的萌芽研究:代表,2014-2017)などがある。

主な業績

藤岡達也「1億人のSDGsと環境問題」,2021,講談社

藤岡達也編著「よくわかるSTEAM教育の基礎と実例」,2022,講談社

藤岡達也「SDGsで考える日本の災害①地震・津波②火山噴火③風水害」,2023,大修館書店

藤岡達也編著「理科で考える自然災害」,2024,東洋館出版社

藤岡達也編著「よくわかる防災教育-自然理解から学校防災・地域防災まで」,2025,ミネルヴァ書房

主な所属学会
  • 日本地質学会
  • 日本第四紀学会
  • 日本科学教育学会
  • 日本環境教育学会
  • 日本地学教育学会
その他

国立大学法人滋賀大学 名誉教授