第3回国連防災世界会議で採択された世界の防災指針「仙台防災枠組2015-2030」では、「2030年までに、世界の災害死者数を大幅に減少する」「災害による直接的経済損失を減少する」等、7つの「グローバルターゲット」が設定されました。この国連会議を受け、2015年4月、IRIDeS内に「災害統計グローバルセンター」(GCDS)が設立されました。このセンターは、東北大学・国連開発計画(UNDP)・富士通株式会社(富士通)の3者が牽引するもので、上記のグローバルターゲットの進捗状況をモニタリングしたり、ターゲットを達成する上で、鍵となる存在です。
災害統計グローバルセンターは、「各国政府から災害統計(災害によって引き起こされた人的・経済的被害統計)を収集・保存し、連携機関とも共同して分析を加え、その結果を各国政府に還元し、各国の防災政策立案に役立てること」を目指しています。これまで世界に存在した災害統計は、各国政府の公式なものでなかったり、質・量ともに不十分、あるいはシステムが不安定であるために、各国の防災政策立案のためには効果的に使用できませんでした。災害統計グローバルセンターは、各国政府が管理するデータを網羅的・体系的に集めることを目的としている点で画期的です。長期的に、仙台防災枠組に則り、同枠組みが有効な2030 年までに、世界の災害犠牲者および経済的損失を減らすことに貢献します。
災害統計グローバルセンターの仕組み
役職・領域・担当 | 氏名 |
センター長
センター総括
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小野 裕一 教授 |
副センター長
センター副総括
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奥村 誠 教授 |
東日本大震災関連
統計データベース研究
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丸谷 浩明 教授 |
災害医療 | 江川 新一 教授 |
地域経済・政策 | 増田 聡 教授 |
防災投資 | 竹谷 公男 特任教授(客員) |
自然ハザード | サッパシー アナワット 准教授 |
国際関係
数理統計
研究企画編集
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佐々木 大輔 助教 |
調査・分析 | 坂本 壮 共同研究員 |