組織・メンバー

人間・社会対応研究部門
災害文化研究分野
研究テーマ
主に、歴史資料保全活動が有効な心理社会的活動として果たす役割の研究を、他領域との連携を通して、より高次の支援の実践と理論の構築に結びつけることを目指す。さらに、心理社会的支援の理論と実践を踏まえた外国人支援にも、適宜、関わる。
研究キーワード
資料保全、心理社会的支援、多文化共生
関連サイト
研究概要

歴史学者などが地域で行う歴史資料保存活動が単に李域の歴史をかたる証拠を残すことにとどまらず、地域の歴史を再構成することが、そこに住む人々にとっては、自分たちのアイデンティティを取り戻す重要なきっかけとなりうる。一見して、何の役にもたたないようにみえても、こうした地域の歴史を保全・再構成する活動が、地域の過去と未来とのつながりの自覚を再生させ、それによって、健全なアイデンティティの獲得に結び付く。生活に根差したこうしたさりげなく見える活動が、結果として、コンミュニティのレジリエンスの形成と意地に大きな役割を果たす可能性を秘めているといえる。

主な業績

J.F.モリス著『近世武士の「公」と「私」 仙台藩士玉蟲十蔵のキャリアと挫折』(清文堂、大阪。2009年10月)

J.F.モリス著『仙台藩「留主居(るすい)」役の世界 武士社会を支える裏方たち』(「よみがえるふるさとの歴史 6」、蕃山書房、仙台、2015年)

J.F.モリス著「『役に立たざるもの』の役に立つこと 災害時と歴史学・資料保全活動の心理社会的意義について」(歴史学研究会編集『歴史学研究』948号、2016年9月号、26~30頁)

J.F.モリス著「東日本大震災と外国人被災者―被災者『支援』という言説への批判的振り返り」(難民研究フォーラム編『難民研究ジャーナル』第6号、2016年、57~68頁)

主な所属学会
  • 歴史学研究会