客員教授
博士(通信工学)
加藤 康之
KATO Yasuyuki
かとう やすゆき
近年の大規模災害(東日本大震災、熊本地震、能登半島地震等)に共通する事象は、想定外の場所や規模、津波被害であり、今後も想定外に対応可能な社会システムの構築が急務と考えています。
本研究テーマである自立分散協調を実現するAIは、大規模言語モデル(LLM)を基盤としているため上記の課題に柔軟に対応できる可能性があり、そのイメージを図1に示しています。本研究が目指すアウトカムは、以下の通りです。
・全ての自治体や圏域、省庁、インフラ企業のハザードマップや防災計画を学習
・想定される事象以外に想定外の事象の生成やそれらを背景とした訓練が可能
・自然言語での対話が可能なため住民や行政との情報共有がリアルタイムに遂行可能
加藤康之 「マルチベンダーの電子カルテと連携してリアルワールドデータを効率良く集積する新たなプラットフォーム:Cyber Oncology」, Precision Medicine No.9, p.34-38, 2020.
加藤康之 「多施設展開におけるリアルワールドデータ収集の取組みと今後の展望」, Precision Medicine No.9, p.48-51, 2022.
加藤康之 「Cyber OncologyにおけるAI活用の取組みと今後の展望」, Precision Medicine No.7, p.60-53, 2023.
加藤康之, 小田哲, 荒木綾乃 「生成AIを用いたリアルワールドデータの収集」,PHARMSTAGE Vol.23, No.11, 2024.
加藤康之, 小田哲, 荒木綾乃 「Cyber Oncologyにおける大規模言語モデルLLMの活用」, Precision Medicine No.2, p.35-39, 2024.