2011年東北地方太平洋沖地震では、交通・港湾・防災設備の機能喪失、医療・行政施設の被災、瓦礫の大量発生が復旧の妨げとなり、長期にわたり経済活動が停止しました。その教訓から、現在では災害からの回復力の高いレジリエントな地域・都市のデザインが求められています。その支援のため、地理・構造物・災害等の情報をサイバー空間上に集積し、その情報から数値シミュレーションを実行可能な、数値シミュ レーションとGISを融合したシステムの研究開発を行っています。また、より高度な地域・都市のデザインを可能とするため、都市空間のモデル化、3Dシミュレーション、XRを活用した可視化など、3次元データの活用に関する研究を進めています。
Takabatake, T., J., Koji Hiraishi, Kihara, N., Nojima, K., Shigihara, Y., Arikawa, T., Nistor, I. (2021). Inter-Model Comparison for Tsunami Debris Simulation, Journal of Disaster Research, Vol. 16, No. 7, pp.1030-1044.
野島 和也, 桜庭 雅明, 小谷 拓磨, 橋本 憲二, 高瀬 慎介(2020)津波避難ビル等の透過構造物に対する漂流物衝突に関する実験,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 76, No.2, pp. I_301-I_306.
森田 格, ルベル ダス, 櫻庭 雅明, 野島 和也(2020)歩車相互作用を考慮したリンクコストと利用者均衡配分を使用した津波避難シミュレーション,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 76, No.2, pp. I_1285-I_1290.
石尾 将大, 野島 和也, 一言 正之, 房前 和朋(2018)ニューラルネットワークと一次元不定流を組合せた縦断的な河川水位予測手法,河川技術論文集,Vol. 24,pp. 427-432
野島 和也, 桜庭 雅明(2018)オープンソースCFDツールとゲームエンジンを用いた氾濫災害の疑似体験VRシステムの構築,土木学会論文集F3(土木情報学),Vol. 74,No. 2,pp. II_79-II_85.