組織・メンバー

災害医療国際協力学分野

メンバー
概要
災害医療国際協力学分野は災害に強い医療供給体制の構築をミッションとしています。全都道府県の災害医療コーディネーターに関するアンケート調査を行いました。また、集団災害医学会と共同で、災害医療対応マニュアル調整会議を開催しています。東北大学病院のBCP作成や、被災地医療機関の受援計画の調査解析、東日本大震災後の診療記録データベース化を行っています。
 
フィリピンの台風30号被害に際して医療機関の被害状況と国内外の医療支援体制の実際について調査と現地政府機関への提言を行いました。
 
2015年の世界防災会議にむけて兵庫行動枠組み改訂版(HFA2)に医療対応のあり方を盛り込むために、日本学術振興会ワシントンオフィス、ジョージワシントン大学、米国軍保健医療大学/災害人道医療支援センター、米国小児病院と共同で、「災害時の保健・医療対応に関する国際シンポジウム―兵庫行動枠組みの見直し―」を開催しました。
 
ロボットを用いた被災者救援に関する研究や、シミュレーションに基づいた適正な捜査・救援チームの配置、事前の物資補給地点の確保などに関する他分野との融合研究も進めています。
 
災害医学・医療の教育をとても大切にしています。リーディング大学院、Human Securityコースでの大学院生教育、災害医療コーディネーター研修や指導医養成を通した災害に強い地域医療ネットワークの構築、大学院生のSphere Project指導者研修、ロジスティックス研修などによる育成、避難所運営ゲーム(HUG)による地域の防災意識向上などを行っています。
 
詳しくは http://www.irides-icdm.med.tohoku.ac.jp/ をご覧ください。

図版1:台風Haiyanにより破壊されたタクロバンの被災者は、がれきを集めて居住が許可されていない海岸に
定住を始めています。
詳しくは http://www.irides-icdm.med.tohoku.ac.jp/pdf/2014-01-28.pdf をご覧ください。

図版2:ワシントンDCでの国際シンポジウムは1日目に1)政策と行動枠組み、2)災害弱者、3)メンタルヘルス、4)インフラと資源、5)教育と訓練の5つの分科会にわかれ、2日目の全体討論を経てHFA2に対する提言を形成しました。
詳しくは http://www.irides-icdm.med.tohoku.ac.jp/pdf/2014-05-21.pdf をご覧ください。

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