- メンバー
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- 概要
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『実践的』災害医療情報学を目指します。
1) 災害時に役立つ医療情報システムの開発:
災害時の各フェーズにおいて必要なシステムを構築します。情報インフラの整備、トリアージ情報の収集、診断支援ツール、患者・スタッフ移動管理、ロジスティックス支援などを対象とします。但し、IT化は手段であって目的ではないので、紙媒体など現状使用されているものとの融合や改善についても重きをおきたいと考えています。
2) 医療情報のバックアップ、復旧、データ活用
標準ストレージ形式(SS-MIX)を用いた医療情報のバックアップ事業およびクラウド化に協力・貢献します。病院情報システムや地域医療連携システムからの医療情報の保存、データ活用について現実的な提案をしていきます。
3) 通常業務の改善
電子カルテ等、院内の通常業務の改善を図ることは、災害時に利用できるデータを増す意味でも重要です。東北大学病院および関連病院において、使い勝手のいいシステムになるよう各メーカーと協力して開発します。
4) プロトコル・ガイドライン整備
東日本大震災を始めとして、我々は過去の震災から多くのことを学んでいます。しかしながら、医療情報分野では近年IT化が急速に発展していることから、対応もそれに応じて日々変化することが望まれます。様々な状況を想定し、実践的な指針を策定するために努力します。