組織・メンバー

災害評価・低減研究部門
計算安全工学研究分野
准教授
博士(工学)
MORIGUCHI Shuji
もりぐち しゅうじ
日本工営レジリエントシティー技術実装共同研究部門 兼務

兼任先 工学研究科
研究テーマ
斜面災害や地盤災害を主な対象として、予測・評価のための数値解析の高度化や、数値解析を用いた災害リスク評価に関する研究に取り組んでいます。また、災害調査を実施したり、その結果に基づいて地域の災害リスクに関する研究にも取り組んでいます。
研究キーワード
斜面災害 / 地盤災害 / 数値解析 / 災害調査
関連サイト
研究概要

我が国は、およそ7割を山地または丘陵地が占めており、これに隣接する市街地や山村部や地域間を結ぶ道路網は、常に豪雨や地震に起因する斜面災害のリスクに曝されています。土砂流動や落石、雪崩などの斜面災害のシミュレーション手法を開発・実装することで、そのメカニズムの解明や物性・条件のばらつきを考慮した被害予測手法の開発に加え、これらの数値解析に基づく防護工の最適配置や最適設計法の提案など、災害に強いまちづくりに貢献する有用な情報を提供するための研究にとりくんでいます。

主な業績
  • 森口 周二, 大河原 正文, 呉 修一, 2016年台風10号による岩手県内の被害の分析-地盤工学と河川工学の観点から-, 地盤工学ジャーナル, 13巻, 2号, pp.149-158, 2018
  • 森口周二,大竹雄 ,高瀬慎介,寺田賢二郎,小坂祐司,堀内克,沢田和秀,八嶋厚, 個別要素法による落石の確率論的危険度評価, 地盤工学ジャーナル,10(4),pp.503-515, 2015.
  • Moriguchi S., Borja R. I., Yashima A. and Sawada K., Estimating the impact force generated by granular flow on a rigid obstruction, Acta Geotechnica, Vol. 4, No. 1, pp.57-71, 2009.
  • Moriguchi S., Yashima A., Sawada K., Uzuoka R. and Ito M., Numerical simulation of flow failure of Geomaterials based on fluid dynamics, Soils and Foundations, Vol.45, No.2, pp.155-166, 2005.
  • 森口周二, 八嶋厚, 沢田和秀, 伊藤修宏, 荻本健二, 鷲見武富, 小嶋正樹, 中村洋一, デジタルカメラを用いた簡易斜面安定性評価システムの構築, 自然災害科学, Vol.23, No. 4, pp.565-582, 2005.
主な所属学会
  • 地盤工学会
  • 土木学会
  • 日本計算工学会
  • 自然災害学会
主な受賞
  • 2018.5.22 2017年度日本計算工学会論文集論文賞 
  • 2015.6.9  第20回計算工学講演会グラフィクスアワード特別賞
  • 2006.11 日本機械学会計算力学部門ビジュアリゼーションコンテスト優秀作品賞
  • 2006.6   平成17年度地盤工学会賞論文賞
  • 2004. 9  Best presentation award, 2nd International Workshop on New Frontiers in Computational Geotechnics