組織・メンバー

災害評価・低減研究部門
計算安全工学研究分野
助教
博士(工学)
DOLOJAN Nilo Lemuel Junio
どろはん にろ れむえる ふにお

研究テーマ
私の研究は、降雨誘発災害、特に地滑り、洪水、土石流の数値モデリングを専門としています。地質学、水文学、地盤工学の知見を融合させ、マルチハザードに対する防災・減災のための数値フレームワークを構築することに関心を持っています。
研究キーワード
計算力学 / 地盤力学 / 水文学
関連サイト
研究概要

土石流の数値モデリングおよびシミュレーション
私は、地滑りや土石流の複雑な動態をシミュレートするための数値解析フレームワークの開発、特に粒子法の一種である粒子法(SPH法:Smoothed Particle Hydrodynamics)を用いた研究に従事しています。私の研究の主眼は、浅水長波方程式をSPH法によって離散化し、効率的かつ実用的な広域スケールのシミュレーション手法を構築することにあります。これらのシミュレーションを通じて、流出深、流速、および堆積範囲を示す計算科学的予測を提供し、土砂災害におけるハザード評価の精度向上を目指しています。

降雨起因災害におけるマルチハザード評価
極端な豪雨によって引き起こされる洪水および表層地滑りの解析を統合した、流域スケールのマルチハザード評価手法を開発している。水文学的な地表流モデル、浸透方程式、および決定論的な斜面安定解析を統合することで、複数の災害の時空間的な応答を同時にシミュレートすることが可能である。これらのモデルを用いて、令和元年東日本台風や2023年台風13号などの実際の事象に対して検証された時系列ハザードマップを作成し、広域スケールにおける防災・減災の強化に貢献することを目指している。

主な業績

Dolojan, N. L. J., et al. (2025). Integrated multihazard study combining qualitative and quantitative analyses of floods, landslides, and debris flows. International Journal of Disaster Risk Reduction, 105647. https://doi.org/10.1016/j.ijdrr.2025.105647

Dolojan, N. L. J., et al. (2023). Hydrologic-geotechnical modelling of shallow landslide and flood hazards caused by heavy rainfall. Engineering Geology, 323, 107184. https://doi.org/10.1016/j.enggeo.2023.107184

Dolojan, N. L. J., et al. (2021). Mapping method of rainfall-induced landslide hazards by infiltration and slope stability analysis. Landslides, 18(6), 2039-2057. https://doi.org/10.1007/s10346-020-01617-

主な所属学会
  • 国際計算力学協会
  • 日本計算工学会
  • 地盤工学会
  • フィリピン地質学会
主な受賞
  • 日本政府 文部科学省奨学金 修士課程・博士課程