教授
博士(工学)
小野田 泰明
ONODA Yasuaki
おのだ やすあき
本務先 工学研究科
釜石市の復興
被害市日本大震災において大きな被害を受けた釜石市の復興に復興ディレクターとしてかかわったもの。街の中心部である東部地区では、緑のマウンドや段階的災害危険エリアの設定で、かさ上げをせずに安全な地盤を確保したほか、商業施設との連携やコミュニティに配慮した災害公営住宅の設定など多面的な計画を実践。最も被害のひどかった鵜住居地区においてもラグビーワールドカップスタジアムの計画から学校やスポーツ施設の計画まで、全体をコーディネート。BBBの好例としてグッドデザイン賞などを受賞。
東北大学川内萩ホールの計画
老朽化により使用頻度が著しく減じていた「東北大学記念講堂(50周年記念建物)及び松下会館」を、大学講堂から、ダイナミックな運営が可能となるコンサートホール兼国際会議場にリニューアルしたプロジェクト。研究室では、企画から運営シミュレーション、共同設計(阿部仁史+三菱地所設計*阿部仁史アトリエ)運営補助まで、幅広く取り組んでいます。当初不可能と言われ、反対も多かったコンサートホールへの用途の変更と法的な整理を丁寧なシミュレーションをもとに具現化したその手法は、人口減社会で重要となる建築資産の時代に合わせた有効活用として高く注目されています。
川内萩ホール 建築計画:https://www.bureau.tohoku.ac.jp/hagihall/about/architecturalplan.html