包括的な災害リスクのプロアクティブアラートに基づくインクルーシブ防災の実現
仙台市片平地区での取組み
仙台市片平地区は、仙台中心部に位置し、青葉通り〜広瀬川〜東北大学片平キャンパスで囲まれた地区(片平丁小学校区)。約5,000世帯10,000人が住み、ビジネスマンや学生も多く通っている。また、地区内には瑞鳳殿、広瀬川対岸には仙台城址や博物館など仙台を代表する観光資源が集積し、これらには年間延べ約100万人の観光客が訪れている。
地域特性として都市部であること、マンション住宅が多いため一人暮らし世帯が多いことや外国人比率が向上している点が挙げられる。また、高齢者避難についても課題として挙げられており、令和元年東日本台風の豪雨でも避難すべき住民が多数に及んだ例がある中で、災害リスクを「自分事」として認知させ、どのように避難行動につなげることができるのか、といった点が地域課題である。
場所:仙台市片平市民センター
議事次第
場所:仙台市立片平丁小学校
議事次第
陸前高田市竹駒地区での取組み
陸前高田市は、岩手県の東南端、三陸海岸の南の玄関口として、大船渡市、住田町、一関市、宮城県気仙沼市に接し、宮城県との県際に位置している。また、北上山地の南端部に位置し、氷上山などをはじめとする山地、豊かな緑や水を育む気仙川注ぐ広田湾、なだらかな斜面や低地が広がっている。
陸前高田市竹駒地区は農村部に位置し、居住地域が気仙川に面し、背後が山間部に挟まれる地形的特徴であることからも、水害や土砂災害のリスクを懸念している。平成23年(2011年)の東日本大震災の際には津波の被害も受けていることから、検討対象とするすべてのハザードを有している。
場所:竹駒地区コミュニティセンター
議事次第