組織・メンバー

情報管理・社会連携部門
国際研究推進オフィス
准教授
博士(社会人類学)
Boret Penmellen Sébastien
ぼれー ぺんめれん せばすちゃん

兼任先 環境科学研究科
研究テーマ
文化人類学として死者に巡って生死の儀式、宗教、記憶、グリーンなどのアクティビティの幸福・福祉的に役割について研究する。フィールドワークはインドネシア、フランス、日本などで行う。
研究キーワード
生死の儀式 / 宗教 / 記憶 / 幸福・福祉 / 環境
関連サイト
研究概要

生死学、現代社会における埋葬と葬儀の研究を進めており、その結果を二冊の書籍にまとめました。
①「Japanese Tree Burial: Ecology, Kinship and the Culture of Death」Routledge, 2014
樹木葬は、従来の家族の墓石の代わりに墓地として広大な森林を使用し、各埋葬スポットには小さな樹木を植え、そこに死者の名前が刻まれた小さな木製のタブレットが供えられます。この本では、新しい実践が生態学のアイデアの発展にどのように適合しているかを示しており、個人の遺骨が地球に栄養を与え、自然循環のサイクルに再び戻ることについて紹介しています。
②「Death in the Early Twenty-first Century」Palgrave, 2017
この本では、遺体安置に関する慣習には決まった形式はなく、故人の遺志や遺族の希望、葬儀の専門家、公的機関の意見などによって変動することを示しています。

<震災における集合的メモリについて>
自然災害によって被災した地域社会における、記念化行為(記念碑、追悼碑、記念公園、伝承など)の社会的役割について解明します。東日本大震災の記念化行為に関する調査研究の結果を基に、国内外の大規模災害を調査し、被災地の社会的復旧における記念化行為の役割や性質を特定します。さらに、様々な記念化行為によって生み出された災害記憶の次世代に対する影響と効果について明らかにします。また、国際的な災害リスク低減への貢献のため、災害記憶と災害復旧の関係を包括的に分析します。

<集団死亡について>
本研究は、死者多数の最近の3つの大規模災害(2011年東北地方太平洋沖地震(15,594人の死亡)、2004年インドネシアのインド洋津波(約160,000人の死)および2003年フランスのヒートウェーブ)からの教訓を示します。目的は、大量死の管理に関する社会文化的理解を提供し、成功と失敗を評価することで「教訓」を引き出し、枠組みを設計して結果を適用することです。また、南海トラフおよび都市直下地震の脅威にさらされている地域を含む、インドネシア、フランスおよび日本の災害対策の政策立案者、地域社会のリーダーおよびその他の利害関係者への提言、助言を行います。

主な業績
  • Fukuda, Yu and Boret, S. (2019).Theodicy of Tsunami: A Study of Commemoration in Aceh, Indonesia. In Nabil Chang-Kuan Lin (ed.), Exploring Religio-cultural Pluralism in Southeast Asia: Intercommunion, Localization, Syncretisation and Conflict.
  • Boret, Sébastien Penmellen and Akihiro Shibayama. (2018). The Roles of Monuments for the Dead during the Aftermath of the Great East Japan Earthquake, International Journal of Disaster Risk Reduction,29,55-62. https://doi.org/10.1016/j.ijdrr.2017.09.021
  • Boret, Sébastien Penmellen. (2017). People’s Own Grave, People’s Own Life: Identity, agency and memorialisation in Japan, In Boret Penmellen, S. and Long, S. (eds) The Anthropology of Death in the Early Twenty-First Century: Ritual, authority and memory, New York: Palgrave MacMillan.
  • Boret, Sebastien Penmellen. (2016). Towards An Anthropology of Consequence, In Hendry, J. An Introduction to Social Anthropology: Sharing Our Worlds (3rd Edition).
  • An Anthropological Study of a Japanese Tree Burial: Kinship, Identity and Death. (2013). In Suzuki, H. (ed.) Death and Dying in Contemporary Japan: Shifting Social Structures and Values. London: Routledge.
主な所属学会
  • 東北の民族学会
  • 日本文化人類学会
  • Society for Applied Anthropology (SfAA)
  • Association of Social Anthropologists (ASA)
  • European Association of Social Anthropologists (EASA)
主な受賞
  • Best Paper Award at the Aceh International Workshop and Expo on Tsunami Recovery
その他

Associate Editor of the International Journal for Disaster Risk Reduction (IJDRR), Elsevier