組織・メンバー

寄附研究部門
地震津波リスク評価(東京海上日動)寄附研究部門
研究テーマ
洪水や津波などの自然攪乱,土地利用改変などの人為攪乱に対する,生態系の回復力(レジリエンス)に着目しています.河川から沿岸域の底生生物群集を対象として,環境DNAを用いた野外観測,DNA分析をもとに,生態系価値の定量化に取り組んでいます.
研究キーワード
環境DNA / 水生昆虫 / Eco-DRR / 生物多様性 / 環境アセスメント
関連サイト
研究概要

現在は,長期・広域な生物モニタリングを可能とする環境DNA(下図)技術を用いて,どのような生物情報が得られるかを明らかにしています.私の研究では,生態系の食物網を繋ぐ底生の無脊椎動物群(macroinvertebrate)を対象とした環境DNAを展開しています.これまで,河川の主たる無脊椎動物である水生昆虫を対象として研究を行ってきました.

主な業績
  • Uchida, N., Kubota, K., Aita, S., Kazama, S. (2020) Aquatic insect community structure revealed by eDNA metabarcoding derives indices for environmental assessment, PeerJ, 8: e9176. https://doi.org/10.7717/peerj.9176.
  • 水生昆虫群集構造の時系列遷移観測手法としての環境DNAメタバーコーディング解析の可能性(2020)内田典子,久保田健吾,会田俊介,風間聡,応用生態工学会誌(印刷中)
  • メタバーコーディングと定量PCRから得た水生昆虫環境DNA量と水生昆虫現存量の関係(2019)内田典子,久保田健吾,会田俊介,風間聡,土木学会論文集G(環境工学), doi.org/10.2208/jscejer.75.7_III_281.
主な所属学会
  • 土木学会
  • 応用生態工学会
  • 日本生態学会
  • 環境DNA学会
主な受賞
  • 建設工学研究奨励賞(2020)
  • 東北大学工学科長賞(2017)
  • 土木学会全国大会優秀発表者賞(2016)