概要

所長ごあいさつ

地球規模の視点で
災害のメカニズムを解明。
国境、文化を超えて
世界の災害軽減に
貢献します。

東北大学 災害科学国際研究所 所 長 今村 文彦

災害科学国際研究所(IRIDeS: International Research Institute of Disaster Science)は、東日本大震災の約1年後に発足した、東北大学で一番新しい研究所です。

2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震とこの地震が引き起こした津波により、東日本は大きな打撃を受けました。約2万人が犠牲となり、さらに福島第一原子力発電所の事故により、人類がそれまで経験したことのない広域複合災害「東日本大震災」となりました。

東北大学は、それに先立つ2007年、高い確率で発生が予想されていた宮城県沖地震を視野に入れ、学内の文・理・工・医学系から約30名のメンバーが集まり防災科学研究拠点を結成していましたが、東日本大震災の規模は想定をはるかに超えるものであり、十分対応できなかったという反省がありました。東北大学は、その教訓から学び、大災害を二度と繰り返さないことをミッションに、2012年4月、同拠点を大幅に拡充し、災害科学国際研究所(IRIDeS)を発足させたのです。

IRIDeSには、様々な専門分野の研究者約100名が7部門で活動し、災害対応サイクルに沿った課題や対応を整理しながら、災害科学の深化および実践的防災学の構築にあたっています。今日に至るまで、東日本大震災の被害把握、巨大地震・津波メカニズムの解明、震災アーカイブの整備、被災地支援の実践、災害医学の構築など、着実に成果をあげてまいりました。

IRIDeSは、 2015年3月に仙台にて開催された第3回国連防災世界会議を全面的に支援し、この国連会議で採択された世界の防災指針「仙台防災枠組2015-2030」の実施を推進するため、国内外での産官学民連携に力を入れて、さまざまな研究・実践活動を続けています。これからも災害科学の学術研究を発展させながら、東日本大震災などの被災地の復興とともに国内外での総合的な災害軽減を目指していきます。

今後も、皆さまのご支援・ご協力をお願い申し上げます。