イベント

東北大学災害科学国際研究所
2022年度 レジリエンス共創研究報告会
-第83回 IRIDeSオープンフォーラム(旧 IRIDeS金曜フォーラム)-

 災害レジリエンス共創センターでは、「災害レジリエンス数量化」、「ヒューマンレジリエンス」、「災害情報キュレーション」、および「災害レジリエンス共創」の4つの重点研究領域を構成し、新たに構築する「災害デジタルツイン」での災害過程の分析を通じて、被災した社会が速やかに回復するための方策や、一人ひとりの多様な幸せ(well-being)を実現するための総合知を探求する研究に取組んでいます。
 本会では、昨年度に「災害レジリエンス共創研究プロジェクト」として実施された、災害科学国際研究所と学内外の研究機関の共同研究による成果と、防災科学技術研究所との共同研究の成果について下記の要領で報告いたします。
日時 2023年7月22日(土)9:00 ~ 16:30
場所
オンライン・Web会議場(Zoom)
主催 東北大学 災害科学国際研究所
参加方法
参加申込フォームに入力して、必ず事前にお申し込みください
【参加申し込み締切】7月20日(木) 16:00
参加申込
お願い
(注意事項)
以下の事項について、あらかじめご了承願います。
・ 参加者による、許可のない撮影および録画を禁止いたします。
・ 注意事項に反し、運営に支障をきたすと判断された方は、ご退場いただくことがございます。
・ 運営組織により、当日の様子は今後の映像資料として録画されます。
・ 大変申し訳ございませんが、当日の参加申し込みは受け付けできません。
プログラム】(PDF)
08:30 開場
09:00-09:10 開会のあいさつ (センター長・江川 新一、会場:ホールA)
09:10-11:20 <共同研究> 口頭発表:午前の部(ホールA:6件,ホールB:3件)
11:20-12:20 昼休憩(60分)
12:20-16:20 <共同研究> 口頭発表:午前の部(ホールA:11件,ホールB:8件)
16:20-16:30 閉会のあいさつ (所長・栗山 進一、会場:ホールA)
発表形式:口頭発表
【セッションA:ホールA】(セッションB:ホールBでも発表があります。)
災害デジタルツインの開発に関連する研究
1  災害デジタルツイン実現に向けた調査研究
    発表者:撫佐 昭裕(東北大学 サイバーサイエンスセンター)
2  日本海溝型地震に伴う津波のリアルタイムリスク評価
    発表者:高瀬 慎介(八戸工業大学 大学院工学研究科)
3  人口動態把握と予測のための人流デジタルツインの開発
    発表者:マス エリック(東北大学 災害科学国際研究所)
 
  10:30-10:40 休憩

⼈流データを活⽤した社会動態の解明に関する研究
4  長期化したCOVID-19パンデミックによる心理的影響に関する地域特性の検討
    発表者:奥山 純子(東北大学 リハビリテーション科)
5  人流データの時系列変動分解に基づく災害レジリエンス情報の検出と比較
    発表者:山口 裕通(金沢大学 地球社会基盤学系)
6  モバイル空間統計を活用した集客施設別の混雑と遊休に関する分析
    発表者:塚井 誠人(広島大学大学院 先進理工系科学研究科)

  11:20−12:20 昼休憩

7  復興期の沿岸部空間形成過程の体系化にむけて
    発表者:井内 加奈子(東北大学 災害科学国際研究所)
8  デジタル時代における震災アーカイブのマルチモーダル化の実装と認知科学的評価
    発表者:齋藤 玲(東北大学 災害科学国際研究所)
9  地域自然災害アーカイブのためのプラットフォームの構築
    発表者:⼩⼭ 真紀(岐⾩⼤学 流域圏科学研究センター)
10 災害時における文化遺産救済を目的とした文化遺産マップの構築および活用の研究
    発表者:鈴木 比奈子(栗駒山麓ジオパーク推進協議会)

  13:40−13:50 休憩

災害レジリエンス数量化研究領域
11 道路ネットワークのレジリエンス強化に向けた橋梁の合理的な地震対策決定プロセスの構築
     発表者:石橋 寛樹(日本大学 工学部 土木工学科)
12 建築構造物における制振レトロフィットの功罪
     発表者:鈴⽊ 敦詞(東北⼤学⼤学院 ⼯学研究科 都市・建築学専攻)
13 江戸時代と現代の町の豪雨災害リスクと居住空間特性の評価
     発表者:鈴木 温(名城大学 理工学部社会基盤デザイン工学科)
14 降雨流出氾濫解析と簡易型河川監視カメラ画像解析を用いたリアルタイム浸水予測の高度化
     発表者:橋本 雅和(関西大学 環境都市工学部 都市システム工学科 )

  15:10−15:20 休憩

東北大学-防災科研マッチング研究
15 防災教育研究等、防災基礎力の向上に関する研究
     発表者:佐藤 健(東北大学 災害科学国際研究所)
16 災害レジリエンス評価指標の実証的検証に関するシステマティック・レビュー
     発表者:塩崎 由人(防災科学技術研究所 災害過程研究部門)
17 災害対応デジタルツイン
     発表者:越村 俊一(東北大学 災害科学国際研究所)
 
【セッションB:ホールB】(発表は,10:20から開始します。)
災害レジリエンス共創領域
1  住民間の「知」の循環による「地域脱炭素」推進過程での総合的レジリエンス向上の試み
     :長崎県五島列島を事例に
    発表者:原 裕太(東北大学 災害科学国際研究所)
2  千島海溝の巨大地震津波対策を支える災害総合知の創出
    発表者:高橋 浩晃(北海道大学 理学研究院)
3  気象災害時における時空間周遊行動動態に基づく災害リスク評価
    発表者:崔 善鏡(東京工業大学 環境・社会理工学院融合理工学系)

  11:20−12:20 昼休憩

4  南海トラフ地震臨時情報発表時における地域コミュニティ対応計画作成支援に関する研究
    発表者:野々村 敦子(香川大学 創造工学部)
5  Web GISを活用した学校教員向けリスクコミュニケーション手法の高度化
     〜学区の災害リスクの理解に基づく実践的な避難計画の社会実装に向けて〜
    発表者:桜井 愛子(東洋英和女学院大学 国際社会学部)
6  「仙台防災枠組」進捗レビューの先駆的試み:仙台市との協働・実践を通じて
    発表者:原 裕太(東北大学 災害科学国際研究所)
7  新型コロナウイルス感染症クラスター再発防止対策:CO2濃度を指標とした換気調査
     ~特に保育施設、介護施設について~
    発表者:喜多村 紘子(産業医科大学 産業医実務研修センター)

  13:40−13:50 休憩

ヒューマンレジリエンス研究領域
8  産官学協創による災害発生後の長期間経過時点での持続的な心理支援の検討
    発表者:奥山 純子(東北大学 リハビリテーション科)
9  災害レジリエンス構築に資する避難所医療ニーズの数量化
    発表者:越智 小枝(東京慈恵会医科大学 臨床検査医学講座)
10 放射線被ばくによる抗酸化能の低下と晩期障害の関係
     発表者:孫 略(産総研 健康医工学研究部門)
11 染色体異常を指標とした原子力災害時の健康影響におけるレジリエンス
     発表者:三浦 富智(弘前大学 被ばく医療総合研究所)
 
◎お問合せ
東北大学災害科学国際研究所 災害レジリエンス共創センター
resilience-office@irides.tohoku.ac.jp
022-752-2112(9:30~16:30)