下記のとおり第85回IRIDeSオープンフォーラムを開催いたしますので、お知らせいたします。
2024年1月1日16時ごろ、令和6年能登半島地震(最大震度7、M7.6)および、それに伴う津波が発生し、甚大な被害をもたらしました。東北大学災害科学国際研究所は、発災直後からこの地震・津波の調査・解析・可能な支援を進めております。これまで得られた知見に関する報告会を下記のとおり実施します。
【報告会URL】
ZOOMのURL等は、5月8日(水)正午までに、申し込みいただいたメールアドレスへお送りします。
※取材をご希望のメディア関係者の方は、別途ご案内しているメディア関係者用のフォームからお申し込みください。
メディア関係者用のフォームがわからない方は、下記アドレスの災害研広報室へお問い合わせください。
【その他】
- 本報告会はYouTubeで配信した後、そのままアーカイブとして残し、どなたでもご視聴いただけるようにします。
- ZOOMミーティングは定員を設けております。定員を超えた場合、お申し込みいただいてもYouTubeによる視聴をご案内する場合がありますので、ご了承ください。
- 質疑応答もYouTubeで配信し、アーカイブとして残ることをご了承ください。
- 報告会の資料は事前に東北大学災害科学国際研究所のWebサイトに掲載予定です。
【プログラム(予定)】
1. 開催挨拶と趣旨説明(5分)
栗山進一(東北大学災害科学国際研究所所長)
2. 報告(各7分)
■医療支援
- 令和6年能登半島地震後一か月間のメンタルヘルスニーズ
國井泰人(災害精神医学分野)
- 能登半島地震でのDMAT及び災害医療コーディネーションサポートチーム活動
佐々木宏之(災害医療国際協力学分野)、稲葉洋平(災害放射線医学分野)
■人間行動の分析
- 令和6年能登半島地震前後の人流解析
永田彰平、マス エリック、武田百合子 、越村俊一(災害レジリエンス共創センター)
- 帰省等で普段いない場所で地震に遭遇した住民の対応行動
佐藤翔輔(防災社会推進分野)、今村文彦(津波工学研究分野)、岩崎雅宏(株式会社サーベイリサーチセンター)
■調査・被害分析
- 余震分布および津波・GNSS観測記録に基づく令和6年能登半島地震の断層モデルの推定
水谷歩(災害ジオインフォマティクス研究分野)
- 令和6年能登半島地震に伴う内灘町の液状化被害と地形発達・人工地形改変の関係
原勇貴(都市直下地震災害(応用地質)寄附研究部門) 、 遠田晋次、高橋尚志(陸域地震学・火山学研究分野)、塚脇真二(金沢大)、鳥井真之(熊本大)
- 令和6年能登半島地震による建物被害調査
榎田竜太、大野晋(地震工学研究分野)
- 津波避難の課題等 ―メディア情報から見えること
今村文彦(津波工学研究分野)、佐藤翔輔(防災社会推進分野)、牧野嶋文泰(津波工学研究分野)
- 津波の数値解析、痕跡調査
サッパシー アナワット、増田英敏(津波工学研究分野)
- 津波による土砂移動と堆積物
菅原大助(津波工学研究分野)、石澤尭史(陸域地震学・火山学研究分野)
■復興に向けて
- 少子高齢化および過疎化社会における能登半島地震
村尾修(国際防災戦略研究分野)
- 令和6年能登半島地震における学校教育支援の現状と展望:情報と身体性、それから
齋藤玲(認知科学研究分野/大学院情報科学研究科)、小田隆史(東大)、桜井愛子(防災教育実践学分野/神戸大)、佐藤健(防災教育実践学分野)、福島洋(陸域地震学・火山学研究分野)
- 能登半島地震からの空間的復興の論点
姥浦道生(空間デザイン戦略研究分野)
3. 閉会挨拶(5分)
小野裕一(東北大学災害科学国際研究所副所長)
司会:森口周二