- メンバー
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- 概要
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本分野では、自然災害のみならず、環境・産業災害などを含む様々な災害に関する包括的なリスクマネジメント・防災について研究を行う。2015年の国連世界防災会議にて採択された「仙台防災枠組」でも強調されているように、「防災」の概念は、あらゆる災害リスクに適応されるべきである。そのために、まずは「包括的な」リスクアセスメントを実施することが重要であり、様々な災害やリスクマネジメントの専門家と連携しつつ、それぞれの国や地域に適した手法やアプローチの開発等に取り組んでいる。特に東南アジアなどの災害に脆弱な途上国において、政府・学術機関・NGO・住民などのステークホルダーと連携しつつ、それらの国々の災害リスク軽減のための実践にも力をいれている。
また、APRU(環太平洋大学協会)マルチハザードプログラムの事務局としても中心的役割をになっており、APRU加盟大学や国際機関などと連携しながら、サマースクール・ワークショップ・シンポジウムなどの様々な国際イベントを開催し、国際会議等において学術からの提言を行うことを目指している。加えて、スウェーデンの大学との大学連携プラットフォームであるMIRAIを通して、気候変動や防災について2か国の大学間による共同研究推進も行っている。
2023年APRUマルチハザードシンポジウム@南洋工科大学(シンガポール)
マレーシアにおけるJICA草の根技術協力プロジェクト”災害リスク理解に基づく防災力強化プロジェクト” 住民による防災リソースセンター設置
マレーシア州政府に提出したスランゴール州災害リスク報告書