自然災害にしなやかに対応し、地域の社会的、経済的な問題を解決して立ち直ることができるレジリエントな地域を実現するための研究を進めている。そのため、(1)東日本大震災などの国内外の災害が地域の社会/経済活動に及ぼした影響とその回復過程を量的、質的に調査、分析する。(2)被災経験を生かした災害への安全性の改善と従前からの地域課題の解決を同時に進めるための復興計画の思想、内容と行政・住民のガバナンスの在り方の研究を行う。(3)災害による直接的被害を抑え、直後の人的・物的支援を効果的に行うための土地利用形態と交通インフラの配置、設計方法に関して、人口などの地理情報と最適化などのオペレーションズリサーチ手法を活用した研究を行う。
以上の研究は国内外を対象として行っています。また、地域・都市計画、交通基盤の計画・運営への協力の中で、災害に強く、支援をしやすい地域づくりに寄与したいと考えています。