1.防災教育国際協働センターを核とした包括的学校安全の推進
国連防災機関(UNDRR)やユネスコをはじめとした国際関係機関が取り組んでいる包括的学校安全の推進に貢献する。プロジェクト連携研究センターである「防災教育国際協働センター」の研究者ネットワークを活用する。
2.学校防災と地域防災の融合モデルの探究
平常時からの学校防災と地域防災(自主防災組織活動)を融合させたコミュニティベースの活動は、防災のみならず持続可能な地域づくりにとっても多様な副次的効果が期待される。そのロールモデルを探究し、国内外に発信する。
3.災害リスク削減に向けた持続可能な学校防災と外部支援のあり方に関する国際比較研究
日本を含むアジア地域における包括的学校安全の実現に向けて、教育計画や政策との接続性、学校運営上の位置付け、学校防災の包括性、教育内容の地域性の観点から検証し、その成功・制約要因を明らかにする。
4.心のケアと防災教育融合モデルの開発
被災地においては、災害後の時間経過と共に心のケアと防災教育のニーズが変化していくため、研究者や学校・教育委員会などとの連携を通して授業と学校・地域の支援を実践しながら、心のケアと防災教育の融合モデルの開発と発信を行う。
フィリピン国タクロバン市被災後拡張された小学校