組織・メンバー

社会における防災の推進方策について研究し、またその実践活動を行っている。
当分野は、東日本大震災をはじめとする各地域の災害における組織の行動、市民の対応、政策・法令の効果、社会・経済の動き、事前及び発生時の災害情報等の調査・分析を行っている。そして、これらを踏まえ、予防から応急、復旧・復興に至るまでの防災の法令・制度の改善、防災計画の有効化、事業継続計画の普及・見直し、防災まちづくりの推進、産官学民の防災連携の構築、災害時の適切なコミュニケーションの実現、災害教訓の発信など、地域及び広域的な社会におけるレジリエンスの向上のための研究及び実践を行っている。
また、経済学研究科と連携して、「地域産業復興調査研究プロジェクト」を進め、中長期的な東北地域の産業復興や災害対応力強化に向け、地域産業・地域経済ビジョンを検討し、被災地から政策提言や情報発信を行う。さらに、地域福祉・健康・医療等を含めた住民生活や意識構造の実態把握を通じて、新たな社会システムの展望を試みている。