イベント

東北大学災害科学国際研究所
-第87回 IRIDeSオープンフォーラム-
2023年度 災害レジリエンス共創研究報告会

 災害レジリエンス共創センターでは、「災害レジリエンス数量化」、「ヒューマンレジリエンス」、「災害情報キュレーション」、「災害レジリエンス共創」の4つの重点研究領域を構成し研究を推進しています。現在,構築を進めている「災害デジタルツイン」での災害過程の分析を通じて、被災した社会が速やかに回復するための方策や、一人ひとりの多様な幸せ(well-being)を実現するための研究に取組んでいます。
 今年で3年目を迎える「災害レジリエンス共創研究プロジェクト」では、災害科学国際研究所と学内外の研究機関が連携して活発な共同研究を展開しています。本会では、昨年度(2023年度)に実施された共創研究の成果や、NTTとの共同ビジョン共有型共同研究の成果について報告いたします。
日時 2024年7月26日(金)9:30 ~ 17:00
場所
オンライン・Web会議場(Zoom)
主催 東北大学 災害科学国際研究所
参加方法
参加申込フォームに入力して、必ず事前にお申し込みください
【参加申し込み締切】7月24日(水) 16:00
参加申込
お願い
(注意事項)
以下の事項について、あらかじめご了承願います。
・ 参加者による、許可のない撮影および録画を禁止いたします。
・ 注意事項に反し、運営に支障をきたすと判断された方は、ご退場いただくことがございます。
・ 運営組織により、当日の様子は今後の映像資料として録画されます。
・ 大変申し訳ございませんが、当日の参加申し込みは受け付けできません。
プログラム】(PDF)
09:20 開場
09:30-09:40 開会のあいさつ (センター長・江川 新一、会場:ホールA)
09:40-12:30 <共同研究> 口頭発表:午前の部(ホールA:8件、ホールB:4件)
12:30-13:30 昼休憩(60分)
13:30-16:50 <共同研究> 口頭発表:午前の部(ホールA:9件、ホールB:7件)
16:50-17:00 閉会のあいさつ (所長・栗山 進一、会場:ホールA)
発表形式:口頭発表
【セッションA:ホールA】(セッションB:ホールBでも発表があります。)
 
■ 災害デジタルツインの開発に関連する研究
1  日本海溝型地震に伴う津波のリアルタイムリスク評価
    発表者:高瀬 慎介(八戸工業大学 大学院工学研究科)
2  災害デジタルツインにおけるデジタルデータ・アーカイブシステムの設計と試作
    発表者:近貞 直孝(防災科学技術研究所 地震津波防災研究部門)
3  災害デジタルツインのための人口暴露把握と予測アルゴリズムの開発
    発表者:マス エリック(東北大学 災害科学国際研究所)
4  GPSデータとモバイル空間統計に基づく個人レベルの合成人流データの構築
    発表者:永田 彰平(東北大学 災害科学国際研究所)
 
  11:00-11:10 休憩
 
■ 災害レジリエンス数量化研究領域
5  道路ネットワークのレジリエンス強化に向けた橋梁の合理的な地震対策決定プロセスの構築
    発表者:石橋 寛樹(日本大学 工学部 土木工学科)
6  近代と現代の町の豪雨災害リスクと居住空間特性の評価
    発表者:鈴木 温(名城大学 理工学部社会基盤デザイン工学科)
7  震災時避難所空間構造物の構造被害リスクの定量的評価スキーム
    発表者:鈴木 敦詞(東北大学大学院 工学研究科 都市・建築学専攻)
8  災害レジリエンス構築に資する被災地医薬品ニーズの定量化
    発表者:越智 小枝(東京慈恵会医科大学 臨床検査医学講座)
 
  12:30-13:30 休憩
 
■ 災害情報キュレーション研究領域
9  災害・防災情報検索リテラシーのためのワークショップの開発と効果検証
    発表者:齋藤 玲(東北大学 災害科学国際研究所)
10  地域自然災害アーカイブのためのプラットフォームの構築
    発表者:小山 真紀(岐阜大学 環境社会共生体研究センター)
11  震災アーカイブとしての災害・防災絵本の分析と翻訳を通した経験と教訓の国際発信
    発表者:Maly Elizabeth(東北大学 災害科学国際研究所)
12  災害時における文化遺産救済を目的とした文化遺産マップの構築および活用の研究
    発表者:鈴木 比奈子(専修大学 文学部)
13  震災アーカイブ学習のRX(リサーチトランスフォーメーション)―検索システムの追加機能の開発、学習効果の検証とメカニズムの解明―
    発表者:齋藤 玲(東北大学 災害科学国際研究所)
 
  15:10-15:20 休憩
 
■ 人流データを活用した社会動態の解明に関する研究
14  人流データの時系列変動分解に基づく災害レジリエンス情報の検出と比較
    発表者:山口 裕通(金沢大学 理工研究域 地球社会基盤学系)
15  モバイル空間統計に基づく集客施設別の混雑と遊休の地域間比較
    発表者:塚井 誠人(広島大学大学院 先進理工系科学研究科)
 
  16:00-16:10 休憩
 
■ NTT共同ビジョン共有型共同研究
16  豪雨災害対応の意思決定のためのデジタルモデルに関する研究
    発表者:森口 周二(東北大学 災害科学国際研究所)
17  次世代避難の在り方に関する研究
    発表者:藤井 進(東北大学 災害科学国際研究所)
 
【セッションB:ホールB】(発表は11:10から開始します。)
 
■ ヒューマンレジリエンス研究領域
1  放射線災害被災者に対する無散瞳白内障検査技術の開発とその検証
    発表者:盛武 敬(量子科学技術研究開発機構 放射線医学研究所)
2  染色体異常を指標とした原子力災害時の健康影響におけるレジリエンス
    発表者:三浦 富智(弘前大学 被ばく医療総合研究所)
3  災害シミュレーションを用いた行動実験パラダイムの開発を通した災害後協力とウェルビーングの実験的検討
    発表者:今田 大貴(Department of Psychology, Royal Holloway, University of London)
4  防災意識と関連するパーソナリティの探索:地域愛着性に着目して
    発表者:齋藤 玲(東北大学 災害科学国際研究所)
 
  12:30-13:30 休憩
 
■ 災害レジリエンス共創領域 ①
5  原発事故でサクラ樹皮に付着したセシウム汚染の回復
    発表者:杉浦 広幸(福島学院大学 短期大学部)
6  災害時における大都市の時空間避難行動の分析
    Sunkyung Choi(東京工業大学 環境社会理工学院融合理工学系)
7  仙台防災枠組におけるグローバル指標の更なる社会実装に向けて:インドネシア・アチェを事例に
    発表者:佐々木 大輔(東北大学 災害科学国際研究所)
8  セクシュアルマイノリティの災害レジリエンス向上のための基礎研究
    発表者:松川 杏寧(兵庫県立大学大学院 災害復興政策研究科)
9  「人はなぜ防災行動を取らないのか?」仙台市における災害時に脆弱性を持つ人口グループを対象にした事例研究
    発表者:中鉢 奈津子(東北大学 災害科学国際研究所)
 
  15:10-15:20 休憩
 
■ 災害レジリエンス共創領域 ②
10  五島列島におけるキリシタン集落の形成・立地と災害リスク評価に関する研究
    発表者:原 裕太(東北大学 災害科学国際研究所)
11  Web GISを活用した学校教員向けリスクコミュニケーション手法の高度化  ―学区の災害リスクの理解に基づく実践的な避難計画の社会実装に向けて―
    桜井 愛子(神戸大学大学院 国際協力研究科)
 
◎お問合せ
東北大学災害科学国際研究所 災害レジリエンス共創センター
resilience-office@grp.tohoku.ac.jp
022-752-2112(9:30~16:30)