研究・実践

2025年度 災害レジリエンス共創研究プロジェクト 公募情報

2025年度 災害レジリエンス共創研究プロジェクト 公募について  

「災害レジリエンス共創センター」では、「災害レジリエンス数量化」「ヒューマンレジリエンス」「災害情報キュレーション」「災害レジリエンス共創」の4つの重点研究領域を構成し、新たに構築する「災害デジタルツイン」および「災害データ利活用センター」での災害過程の分析を通じて、被災した社会が速やかに回復するための方策や、一人ひとりの多様な幸せ(well-being)を実現するための総合知を探求する研究に取り組みます。

このような理念から「災害レジリエンス共創研究プロジェクト」を立ち上げ、下記の要領で共同研究の助成を行います。

 
幅広く国際的な研究を行われている研究者のみなさまより英語での応募も受け付けております。
  • Application Guidelines 2025 in English
       Applicants can apply in English. Research topics that will contribute to international collaboration are welcome.
  • ◆申請資格

    科学研究費申請有資格者

    ◆応募期限

    電子版提出 :2025年4月16日(水)17:00(厳守)
    (延長はありません。前年度研究報告の締切は4月末日を予定しておりますので、余裕をもってご提出ください。)

    ◆研究課題

    研究課題(1):災害デジタルツイン・災害データバンクの開発に関連する研究
     ○ 災害レジリエンスに関して、デジタルツインの開発に関する基盤的研究
     本研究所担当教員:越村 俊一 副センター長
     申請金額:1件あたり上限100万円
     ○ 災害レジリエンスに関して、災害データバンクの開発に関する基盤的研究*【新規】
     本研究所担当教員(以下のうち少なくとも1名を含めること):
     藤井 進  災害医療情報学分野 教授
     柴山 明寛 災害文化アーカイブ研究分野 准教授
     蝦名 裕一 災害文化アーカイブ研究分野 准教授
     申請金額:1件あたり上限100万円

    *災害データ利活用センター(DDUC)について
    災害データ利活用センター(DDUC)は、分野を超えて災害データを蓄積し、利活用を容易にすることを目的としており、これにはハザード科学、人の健康への影響、社会的影響、そして対応・復旧・復興に関するデータが含まれます。DDUCでは、テキスト、数値、画像、動画、音声オブジェクトなど、あらゆる種類のデータを収集し、シミュレーションデータも対象としています。
     本共創研究プロジェクトでは、DDUCを樹立・発展させ、さまざまな研究分野からのデータを収集・利活用するためのルールを確立することを目指しています。学際的・超学際的なアイデアを歓迎し、人工知能(AI)を活用したデータのキュレーションやメタデータの付与、提供も視野に入れています。公開されるデータのほかに、研究目的にのみ使用できるデータのあり方、倫理審査や著作権保護のあり方についても研究対象とします。

    研究課題(2):4つの重点研究領域の研究内容に関連し、災害レジリエンスの向上に貢献する研究
     ○ 災害レジリエンス数量化研究領域
     ○ ヒューマンレジリエンス研究領域
     ○ 災害情報キュレーション研究領域
     ○ 災害レジリエンス共創領域
     申請金額:1件あたり上限50万円

    研究課題(3):人流データを活用した社会動態の解明に関する研究
     ○ 人流データを活用して災害時の社会動態を解析し、災害レジリエンスの向上に貢献する研究。
     申請金額:1件あたり上限50万円

     

    ◆研究組織

    東北大学以外の研究機関からの応募:
    本研究所の担当教員を1名以上含めた研究チームを構成してください。申請代表者は本研究への応募について所属機関の長の承諾(別途様式による)を得てください。

    東北大学(本研究所を含む)の教員が研究代表者として応募:
    本研究所の担当教員と学外の研究者をそれぞれ1名以上含めた研究チームを構成してください。

    ※応募前に本研究所の担当教員と相談し、研究構想と応募についての了承を得てください。

    提出書類

     
    所定の応募様式に必要事項を記入し、提出書類を作成のうえ、メールにて提出してください。
    (提出期限:2025年4月16日(水)17:00(厳守)

     申請書様式:ApplicationForm_coproject2025_formJP.xlsx
     1.災害レジリエンス共創研究プロジェクト申請書:様式1
     2.研究組織:様式1-2
     3.経費内訳書:様式2
     4.承諾書:様式3

    研究実施期間  

    2025年6月1日(日)~2026年3月31日(火)

    審査方法

    東北大学災害科学国際研究所の災害レジリエンス共創センター・戦略推進委員会が別に定める方法によっておこない、2025年6月上旬にメールにて代表者へ通知いたします。

    ◆提案にあたっての留意事項と評価基準

    採択に当たり、申請額が上限額に近いことは評価の視点といたしません。以下のような基準で評価します。
     
    必要性:
     〇 導入すべき仮説について明確な方向性が示されているか。
     〇 研究テーマは,公募要領における応募分野ごとの目的に則しているか。
     〇 類似の研究と比較して新規性のある挑戦的な内容を含んでいるか。
     〇 災害レジリエンス共創センターのこれからの研究に役立つことが見込まれるか。

    有効性:
     〇 研究目的の達成のために適切な手法が選択されているか。
     〇 研究チームは、目的の達成に必要な研究分野を網羅して構成されているか。
     〇 関連研究の実績等から研究遂行の能力が期待できるか。
     〇 東北大学の研究者と他の研究機関に所属する研究者との実質的な協働が期待できるか。

    効率性: 
     〇 予算規模は計画に対して適当か。
     〇 支出内容は計画に対して妥当か。
     〇 物品購入や人件費中心の支出になっていないか。 
     〇 研究期間は研究目標に対して適当な長さか。
     〇 研究倫理に関して十分な配慮がなされているか。

    留意事項:
    共同研究に必要な最低限の旅費(研究機関相互の移動旅費など)及び最低限の必要経費(本研究所訪問時に使用する既存機器の使用料、消耗品の購入費など)を計上してください。経費の執行事務は本研究所の担当教員を通じて、本研究所の事務部が行います。

    ※ 同一課題での研究期間は最大3年とします。

    採択課題の実施報告について

    研究期間終了時に、所定の様式にて、研究内容及び成果の概要、研究経費の使途に関する報告を提出いただきます。

    また、研究終了後に開催する共同研究報告会(例年7月中旬に実施)における発表をお願いいたします。同時期に実施された別の研究との交流により新しい共同研究へと発展していただくための交流の場となりますので、原則として研究代表者の出席をお願いしております。

    災害科学国際研究所の共用設備について

    以下のリストを参照して、利用される場合には申請書に記載してください。
    設備・資料・データベース (https://irides.tohoku.ac.jp/research/collab_project/resource.html

    また、人流データ(ドコモ・インサイトマーケティング社:モバイル空間統計)を災害レジリエンス共創センターの管理下で解析できます。利用を希望する場合には、その旨を明記してください。あらかじめ担当教員とご相談されることをお勧めします。

    ◆提出先およびお問い合わせ

    災害科学国際研究所災害レジリエンス共創センター
    〒980-8572 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
    東北大学災害科学国際研究所 
    @

    東北大学災害科学国際研究所 『災害レジリエンス共創研究プロジェクト』

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